徳島県で
高卒人材を採用するには
徳島県の高卒求人倍率は3.21倍。求人2,500人超に対して、就職希望者は797人しかいません。求人3社に対して高校生1人が選んでいく市場です。
さらに大学進学時の県外転出率は66.9%。徳島で残ってくれる高校生をどう自社に引き寄せるか——日亜化学・大塚製薬という巨大企業と並んで採用する中で、中小企業が打てる手を状況別にナビゲートします。

このガイドは、徳島県で高卒採用に取り組む企業向けに株式会社ゆめスタが制作しています。ゆめスタは愛知県を拠点に、教育委員会と連携し高校の授業を直接受け持つ高卒採用支援企業です。就活情報誌「ゆめマガ」を通じて全国の高校生にリーチしています。徳島県の高卒採用についてご相談はこちら
あなたの状況はどれに近いですか?
当てはまるものから読み始めてください。必要な記事に案内します。
初めて高卒採用に取り組む
縁故と中途しかやってこなかった。求人票の書き方も、学校への持ち込み方も、何月に何をするかも分からない。
求人を出したが応募が来ない
求人票を出した。学校にも持って行った。それでも応募ゼロ。先生に「うちの生徒はもう内定が出ています」と返された。
日亜化学・大塚製薬に人材を取られる
阿南光高校に求人を出しても日亜さんで枠が埋まる。鳴門でも大塚さんに先を越される。中小はどうすれば。
山間部・南部・神山で人がいない
三好市で建設業。つるぎ高校から毎年1人来てくれていたが去年は0。神山町モデルは中小も使えるのか。
採用しても辞められる
去年やっと採った1人が半年で辞めた。「大阪の友達が稼いでて、俺もそっち行く」と言われた。
まず市場データを把握したい
社内提案や稟議のために、徳島県の高卒採用市場のデータが必要。2050年473人時代の根拠が欲しい。
徳島県の高卒採用市場で何が起きているか
徳島労働局・徳島新聞・徳島経済研究所の公開データに基づく
求人3社に対して高校生1人
令和7年3月卒の求人倍率は3.21倍で、過去10年で2番目の高さです。求人2,500人超に対して、就職希望者は797人。求人3〜4社に対して高校生1人が選んでいく市場です。徳島新聞の報道では9月末時点の内定率は67.5%(前年同期比-3.8ポイント)ですが、最終的にはほぼ全員が内定する状況が続いており、企業側にとっては「採れない」のではなく「選ばれる側」になっている市場です。
日亜化学が阿南エリアの採用を吸収する
阿南市に本社を構える日亜化学工業(売上3,970億円・従業員9,423名)はLED出荷額全国1位(全国シェア80%)を誇る世界的企業です。阿南光高校(機械ロボットシステム科・電気情報システム科・都市環境システム科)と阿南工業高等専門学校から大量に採用しており、同じ高校で中小企業が真正面から待遇勝負を挑んでも厳しい状況です。鳴門・板野エリアでも大塚製薬工場(売上1,307億円)が同様の存在感を持ちます。
中小企業の打ち手は「同じ土俵で戦わない」こと——具体的には中小企業の差別化戦略7選と南部エリアガイドで解説します。
明石海峡大橋経由の関西流出が深刻
徳島県の大学進学時県外転出率は66.9%。20-24歳の転出超過は男性146人・女性215人で、女性の流出が男性の1.4倍です。明石海峡大橋でバス2時間の関西圏(大阪・神戸)が「すぐ手の届く都会」として機能しており、「徳島で手取り15万円より、大阪に出て手取り22万円」と考える若者が後を絶ちません。
採用時点だけでなく、入社後の定着も同じ構造で揺さぶられます。「大阪の友達が稼いでる」が離職の引き金になる現象は、徳島の企業ではよく起きています——対策は若者流出とUターン採用と早期離職防止ガイドで解説します。
サテライトオフィス72社(全国2位)が「地方の常識」を変えた
徳島県は神山町・美波町を中心に、累計72社のサテライトオフィスが進出しています。全国2位の実績で、特に神山町は「サテライトオフィスの聖地」として認識されています。これは中小企業の採用にも文脈を提供します——「徳島=何もない田舎」というイメージは過去のものになり、「IT環境完備・テレワーク可」を求人票に書ける根拠ができました。
2050年に高卒就職者473人時代が来る
徳島経済研究所の推計では、2050年の県内高卒就職者数は473人。現在の797人から約40%減少します。県人口は2025年の67.6万人から2050年には48万人へ-33.2%(全国7番目の減少率)。徳島経済研究所推計に基づくと、今の3.21倍は通過点で、求人倍率はさらに上昇していく構造です。今のうちに学校との関係構築・採用ブランド形成・定着の仕組みを整えることが、10年後の競争力に直結します。
訪問先を決める — 徳島県の主要高校
高卒採用は学校推薦が基本です。7月1日の求人票公開直後、徳島の工業系3校(徳島科学技術・阿南光・つるぎ)には県内外から多数の企業が訪問します。どの学校にいつ行くかを事前に決めておくことが成否を分けます。
| 学校名 | 所在地 | 主要学科 | 採用上の特徴 |
|---|---|---|---|
| 徳島県立徳島科学技術高校 | 徳島市 | 機械技術類・電気技術類・建設技術類・海洋技術類・総合科学類 | 県内最大規模。海洋技術類は全国的にも珍しい |
| 徳島県立阿南光高校 | 阿南市 | 機械ロボットシステム科・電気情報システム科・都市環境システム科・産業創造科 | 日亜化学のお膝元。同社採用枠が大きい |
| 阿南工業高等専門学校(国立・5年制) | 阿南市 | 機械・電気・情報・建設・化学 | 即戦力の高度技術者。大手と競合 |
| 徳島県立つるぎ高校 | つるぎ町 | 機械科・電気科・建設科・商業科 | 県西部唯一の工業系。建設業の中核校 |
| 徳島県立徳島商業高校 | 徳島市 | 商業科・ビジネス探究科・ビジネス創造科 | 事務・販売・金融職の中核 |
| 徳島県立鳴門渦潮高校 | 鳴門市 | 普通科・体育科・機械科 | 鳴門・板野エリアの製造業就職をカバー |
| 徳島県立城西高校 | 徳島市 | アグリビジネス科・植物活用科・食品科学科 | 農業・食品加工・福祉に強い |
徳島市
機械技術類・電気技術類・建設技術類・海洋技術類・総合科学類
県内最大規模。海洋技術類は全国的にも珍しい
阿南市
機械ロボットシステム科・電気情報システム科・都市環境システム科・産業創造科
日亜化学のお膝元。同社採用枠が大きい
阿南市
機械・電気・情報・建設・化学
即戦力の高度技術者。大手と競合
つるぎ町
機械科・電気科・建設科・商業科
県西部唯一の工業系。建設業の中核校
徳島市
商業科・ビジネス探究科・ビジネス創造科
事務・販売・金融職の中核
鳴門市
普通科・体育科・機械科
鳴門・板野エリアの製造業就職をカバー
徳島市
アグリビジネス科・植物活用科・食品科学科
農業・食品加工・福祉に強い
学校訪問で進路指導主事の先生に信頼されるための具体的な手順は学校訪問完全マニュアルで解説しています。
出典: 徳島労働局 / 徳島県教育委員会
記事一覧
徳島県の高卒採用に関する全20記事
採用実務・ノウハウ
スケジュール・学校訪問・面接・求人票の具体的な進め方
マーケットデータ
社内提案・稟議に使える徳島県の採用市場データ
地域別ガイド
徳島市の都市部と山間部・南部では採用環境がまったく違います。あなたの事業エリアに合わせて読んでください

徳島市・小松島エリア
県庁所在地。阿波銀行・徳島大正銀行の本店が立地。商業・金融・サービスが集積し、徳島科学技術高校が県内工業系就職の中核

鳴門・板野エリア
大塚製薬工場(売上1,307億円)の本拠地。四国化工機(牛乳パック充填機 国内シェア70%)。板野郡は徳島市のベッドタウンで人口増加中

吉野川中流域エリア
神山町はサテライトオフィスの聖地(累計72社進出)。阿波藍の生産地。農業×IT×藍染の融合

南部エリア
日亜化学工業の本社(阿南市・売上3,970億円・従業員9,423名)。LED全国シェア80%。中小製造業は日亜と棲み分けが採用の核

西部エリア
祖谷渓・大歩危小歩危の世界的観光地(ミシュラン二つ星)。四国山地のインフラ維持と林業。つるぎ高校が県西部唯一の工業系
業種別ガイド
業種によって採用の勝ちパターンは異なります
採用課題と対策
「採れない」「辞められる」「日亜・大塚に勝てない」——徳島県でよくある課題の具体的な解決策

徳島県 高卒採用よくある質問50問
一人一社制の詳細・スケジュール・求人票の書き方・NG質問・日亜化学との棲み分けまで
Written & Edited by
漆畑 智哉
株式会社ゆめスタ CCO / 教育コーディネーター
For Companies
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607万円 → 300万円607万円 → 300万円
内定辞退率
ほぼ0%
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採用満足度
81.1%
大卒採用より+3.5pt大卒採用より+3.5pt
ゆめスタが解決します
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