徳島県の高卒求人倍率推移【2017〜2026年】

3.21倍到達の背景と四国他県比較分析

3.21倍
最新求人倍率
過去10年で2番目の高さ
2,500人超
求人数
3年連続
797人
就職希望者数
令和5年3月卒(減少中)
99.3%
内定率
令和6年3月末

徳島県の高卒求人倍率は3.21倍(令和7年3月卒、2025年9月末時点)で過去10年で2番目の高さです。この背景には、LED・半導体産業(日亜化学工業)を中心とする製造業の旺盛な採用需要と、少子化による就職希望者数の急減という2つの構造的要因があります。就職希望者は2012年の1,130人から2023年には797人へと約30%減少しており、この傾向は今後も加速する見通しです。

就職希望者数の推移

徳島県の高卒就職希望者は一貫して減少しています。求人数は2,500人超を維持する一方、希望者は797人まで減少し、構造的な人手不足が深刻化しています。

卒業年就職希望者数前期比
H24(2012)1,130人
H28(2016)1,056人-74人
H30(2018)1,047人-9人
R2(2020)998人-49人
R3(2021)884人-114人
R4(2022)877人-7人
R5(2023)797人-80人

出典: 福山研一「徳島県の高卒就職希望者数の推移」

3.21倍の背景要因

要因1: LED・半導体産業の採用需要

日亜化学工業(売上3,970億円・従業員9,423名)はLED出荷額全国1位(全国シェア80%)を誇り、阿南市を中心に大量の技術系人材を必要としています。同社だけでなく、関連する部品・素材メーカーも含めた県南部の採用需要が高卒求人を押し上げています。

要因2: 医薬品・化学産業の安定需要

大塚製薬工場(売上1,307億円・鳴門市)、富田製薬(203億円・鳴門市)、大塚化学など、鳴門・板野エリアの医薬品・化学企業群が安定的な求人を出しています。

要因3: 就職希望者の構造的減少

15-19歳人口が1990年の58,943人から2020年には30,299人へと約半減。大学進学率の上昇もあり、就職希望者は797人(令和5年3月卒)まで減少しています。徳島経済研究所の推計では、2050年には県内高卒就職者が473人にまで落ち込む見通しです。

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