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STEP 1

自分を知るとは

「やりたいことは?」と聞かれて困ったこと、ありませんか。 大人だってほとんどの人が答えられません。答えられなくて当然です。

自分を知るイラスト
考え中の高校生

こんなこと、思ってない?

「やりたいことがないとダメなんだ…」

「好きなことを仕事にすればいいんでしょ?」

「自分には何も取り柄がない」

実はそうじゃない。一緒に見てみよう

虫眼鏡を持つ高校生

「やりたいこと」がわからないのは普通?

ANSWER

普通です。ほとんどの人は、最初から「やりたいこと」なんてわかりません。

POINT 01

「やりたいこと」が最初からある人はごくわずか

いろんな経験をする中で「あ、これかも」と気づいていく。それが普通のプロセスです。

POINT 02

「わからない」は問題ではない

問題は、わからないまま何となく選んでしまうこと。知らないから選べないだけで、知れば選べるようになります。

POINT 03

自分を知る「方法」はちゃんとある

考えてもわからないなら、やってみればいい。自分を掘り下げるための方法がいくつもあります。

「好きなこと」= 仕事にすべきこと?

ANSWER

違います。大事なのは「何が好きか」ではなく、「なぜそれが好きか」です。

ゲームが好き = ゲームを仕事にすべき?

たとえばゲームが好き。でも「ゲームでお金を稼ぎたい」とは限りません。

大事なのはゲームの「何が」好きか。 その「なぜ」の中に、本当の自分がいます。

攻略するのが好き

攻略するのが好き

本当に好きなのは → 問題を解くのが好き

こんな仕事でも活きる → 製造ラインの改善、エンジニア

仲間と協力するのが好き

仲間と協力するのが好き

本当に好きなのは → チームで動くのが好き

こんな仕事でも活きる → 建設現場、プロジェクト管理

上手くなる過程が好き

上手くなる過程が好き

本当に好きなのは → 成長する実感が好き

こんな仕事でも活きる → 職人、技術職

世界観に浸るのが好き

世界観に浸るのが好き

本当に好きなのは → 表現や物語が好き

こんな仕事でも活きる → デザイナー、クリエイター

「好き」の表面ではなく、その奥にある「なぜ好きか」を知ること。 それだけで、ゲームとは全く関係ない仕事の中にも、自分が夢中になれる可能性が見えてきます。

「得意」ってどうやったらわかる?

ANSWER

頑張ってないのに、なぜかできちゃうこと。それが「得意」です。

「得意」は自分では気づけない

友達に「すごいね」と言われるけど、自分では当たり前だと思っていること。 好きかどうかとは関係なく、自然にできてしまうこと。 それが本当の強みです。

こう聞いてみて

友達や家族に「あなたのすごいところって何?」と聞いてみる
TRY 01

友達や家族に「あなたのすごいところって何?」と聞いてみる

自分では気づけない強みは、周りが知っている。3人に聞くだけで共通点が見えてきます。

「頑張ってないのに褒められたこと」を思い出してみる
TRY 02

「頑張ってないのに褒められたこと」を思い出してみる

テスト勉強を教えるのが上手い、話をまとめるのが早い、手先が器用——自分では普通だと思っていること。

逆に「頑張ってるのに上手くいかないこと」も考えてみる
TRY 03

逆に「頑張ってるのに上手くいかないこと」も考えてみる

それは得意じゃない可能性が高い。得意じゃないことを知るのも、得意を見つけるのと同じくらい大事です。

「好き」と「得意」が重なる場所を見つけると、仕事選びの精度がぐっと上がります。でも重ならなくても大丈夫。どちらか一つでも知っているだけで、選択肢の見え方が変わります。

考えてもわからない。やってみて初めてわかる

体験しないとわからないことがある

ゲームの攻略が好きだった子が、工場で改善提案を任されて初めて 「あ、これ同じだ。自分は問題を解くのが好きなんだ」と気づく。 それは体験しないと絶対にわからなかったことです。

考えているだけの状態から、体験して気づく瞬間へ

体験する前に「レンズ」を手に入れよう

体験する前に準備できることがあります。「何を見ればいいか」を先に知っておくことです。

自己分析は「答えを出す」ことではなく、「自分の反応に気づくためのレンズ」を手に入れること。 そのレンズを持っていれば、職場見学でも、先輩の話を聞くときでも、見え方がまったく変わります。

そして実は、あなたはもうたくさんの「体験」を持っています。 小学校の運動会、中学の部活、文化祭、バイト——その原体験の中に、自分が本当に大切にしているものが隠れています。

周りの声で、自分を見失っていないか

自分の声と、周りの声、区別できてる?

親、先生、友達——周りの人は良かれと思ってアドバイスをくれます。 でもそのアドバイスが、いつの間にか自分の本音を上書きしていることがあります。

周りの声に囲まれる高校生

「安定した仕事がいい」

本当はものづくりがしたいのに事務を選ぶ

先生

「コミュ力が大事だよ」

本当は一人で集中するのが好きなのに営業に行く

友達

「それってかっこいいの?」

本当はやりたいのに、恥ずかしくて言えなくなる

これが「思ったのと違った」で辞めてしまう原因のひとつです。 だからこそ、自分の声を聴く方法を知っておくことが大事です。

同じ仕事でも、満足度は人によって全然違う

ANSWER

何を大事にするかが違うからです。自分の優先順位を知っておくと、「なんか違う」を防げます。

たとえば、同じ工場で働く3人

Aくん — お金・安定
Aくんお金・安定

残業代がちゃんと出る。毎月決まった額が振り込まれる安心感がある。だから続けられる。

Bさん — 仲間・人間関係
Bさん仲間・人間関係

先輩が毎日「調子どう?」って声をかけてくれる。チームで目標を達成したときの一体感が好き。

Cくん — 成長・スキル
Cくん成長・スキル

半年で溶接の資格を取れた。できることが増えていく実感がある。次はフォークリフトに挑戦する。

3人とも同じ工場、同じ仕事。でも満足している理由がまったく違います。 自分は何を大事にしたいかを知らないまま選ぶと、給料は良いけど毎日つらい、自由だけど孤独——そんなズレが生まれます。

ここまでわかったことを、どう仕事選びに繋げる?

ANSWER

「やりたい」「できる」「求められている」——3つの輪で整理すると、自分の軸が見えてきます。

スマホのメモ帳に、3つ書き出してみて

やりたい(Will)

やりたい(Will)

ここまでのセクションで見つけた「好きの正体」を書く。チームで動くのが好き、問題を解くのが好き、など。

できる(Can)

できる(Can)

「得意」のセクションで気づいた強みを書く。説明がうまい、手先が器用、人の気持ちに気づく、など。

求められている(Must)

求められている(Must)

業界ガイドで見た「人手が足りない業界」「これから伸びる仕事」を書く。製造業、IT、介護、建設など。

3つ全部が重なる場所を無理に探す必要はありません。まず書き出すだけでいい。 書き出した瞬間に、頭の中でぼんやりしていたことが「見えるもの」に変わります。

そしてその3つを持って、業界ガイドを読んでみてください。 「あ、この業界、自分のWillとCanに合ってるかも」——そういう読み方ができるようになります。

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