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自分を知る

頑張ってないのにできちゃうこと、ない?

「得意なこと」は、自分では気づきにくい。友達に「すごいね」と言われるけど、自分では当たり前だと思っていること。それが本当の強みです。

頑張ってないのにできちゃうこと、ない?

なぜこれが大事?

「自分には取り柄がない」と思っていませんか? でもそれは、自分の強みに気づいていないだけかもしれません。強みは「頑張ってできるようになったこと」ではなく、「頑張ってないのに、なぜかできてしまうこと」です。

「得意」と「好き」は別の軸

「得意」と「好き」は別の軸

好きだけど上手くないこともあるし、別に好きじゃないけどなぜかできてしまうこともあります。仕事選びでは「好き」だけでなく「得意」も知っておくと、ミスマッチが格段に減ります。好きなことを仕事にしたけど上手くいかない——それは「好き」と「得意」を混同していたからかもしれません。

強みは自分には見えにくい

強みは自分には見えにくい

「自分にとって当たり前」のことは、強みだと気づけません。人の話を聞くのが上手い人は、自分ではそれが普通だと思っています。説明がわかりやすい人も、手先が器用な人も、場の空気を読める人も。だからこそ「周りに聞く」ことが大事です。

強みを活かせる場所にいると、楽に成果が出る

強みを活かせる場所にいると、楽に成果が出る

強みを活かせる仕事に就くと、「頑張ってるのに成果が出ない」が減ります。自然にできることで周りに感謝される。疲れにくいし、成長も早い。逆に、強みを使えない環境にいると、努力しても空回りしやすくなります。

やってみよう

強みを見つける一番の方法は「自分以外の人に聞くこと」。自分では見えないから、周りの目を借ります。友達3人に聞くだけで十分です。

STEP 01

友達か家族を3人選ぶ

仲の良い友達、家族、先輩、バイト先の人——誰でもOK。ただし「本音を言ってくれる人」を選びましょう。お世辞しか言わない人だと発見になりません。LINEで聞いてもいいし、直接でもOK。

「自分のすごいところって何?」と聞いてみる
STEP 02

「自分のすごいところって何?」と聞いてみる

恥ずかしいけど、これが一番効きます。もし聞きにくかったら「自己分析してるんだけど、私(僕)ってどんなやつ? 良いとこ3つ教えて」でもOK。相手もちゃんと考えて答えてくれます。

STEP 03

「頑張ってないのに褒められたこと」を思い出す

テスト前に友達に教えたら「説明うまいね」と言われた。部活の準備で自然にみんなの分担を決めていた。手先が器用で工作が早かった。——自分では「普通」だと思っていること。それをメモしておきましょう。

STEP 04

逆に「頑張ってるのに上手くいかないこと」も書く

一生懸命やってるのに結果が出ないもの。それは「得意じゃない」可能性が高い。得意じゃないことを知るのも、得意を見つけるのと同じくらい大事です。避けるべき環境がわかります。

STEP 05

3人の回答の共通点を探す

「説明がうまい」「話を聞いてくれる」「落ち着いてる」——3人に聞くと、だいたい共通するキーワードが出てきます。それがあなたの「他人から見える強み」です。自分では気づけなかった自分。

やってみるとこうなる

サッカー部のDくん(高2・男子)

サッカー部のDくん(高2・男子)

友達3人に聞いたら全員が「教えるのがうまい」と言った。自分では何とも思ってなかったけど、後輩に練習のコツを教えるとき、みんなが「Dくんの説明はわかりやすい」と言っていたらしい。

「教える」が強みだった。先生になりたいわけじゃないけど、「人にわかりやすく伝える力」は営業でも、技術指導でも、どんな仕事でも武器になる。

美術部のEさん(高1・女子)

美術部のEさん(高1・女子)

「片付けが上手い」「いつも整理されてる」と3人中2人に言われた。自分では「普通じゃない?」と思ったけど、文化祭で展示の配置を任されたとき、先生に「すごくいい動線だね」と褒められたことを思い出した。

「整理・構成する力」が強みだった。美術の才能だけじゃなく、「空間を整える力」は事務、設計、店舗レイアウトなど、意外な場所で活きる。

帰宅部のFさん(高2・女子)

帰宅部のFさん(高2・女子)

「Fと話すとなんか落ち着く」「相談しやすい」と言われた。自分では「ただ聞いてるだけなのに」と思ったけど、よく考えたら小学校のときからみんなが相談を持ちかけてきていた。

「聞く力」「安心感を与える力」が強みだった。カウンセラーや介護、接客——人と向き合う仕事で、この力はとても求められている。

気づきのポイント

「すごいね」と言われて「いや、普通だよ」と思ったこと。それこそが強み。「普通」に感じるのは、あなたにとって自然だから。でも他の人にとっては全然普通じゃないんです。

強みは1つじゃなくていい。「教えるのがうまい」と「整理が得意」が両方ある人もいます。複数の強みが組み合わさると、あなただけの「武器」になります。

強みと好きが重なる場所を見つけると最強。でも重ならなくても大丈夫。強みだけでも、好きだけでも、どちらか1つ知っているだけで選択肢の見え方が変わります。

これがキャリア選びにどう繋がる?

見つけた強みは、仕事選びの大事な判断材料になります。 自分の強みを知った上で業界ガイドを読むと、「この仕事、自分の強みが活きるかも」という視点が生まれます。

たとえば「教えるのがうまい」なら、製造業の技術指導や後輩育成が得意かもしれません。 「整理・構成する力」があるなら、IT業界のプロジェクト管理や設計が向いているかも。

「聞く力」が強みなら、医療・福祉小売・サービスで、人と向き合う仕事が自然にできるかもしれません。

強みは「何の仕事をするか」だけでなく、「その仕事の中でどう活躍するか」を教えてくれます。 同じ業界でも、自分の強みが活きるポジションを選べるかどうかで、満足度はまったく変わります。

強み発見(ストレングス・ファインダー的アプローチ)

このメソッドについて:強み発見(ストレングス・ファインダー的アプローチ)

ここでやったのは「強み発見」と呼ばれる自己分析の手法です。心理学者マーティン・セリグマンとクリストファー・ピーターソンが提唱した「ポジティブ心理学」をベースにしています。人間の弱みを直すのではなく、もともと持っている強みを見つけて伸ばすほうが、幸福度も成果も高まるという考え方です。

代表的なツールとして「VIA Character Strengths(性格の強み診断)」があり、世界中で数百万人が利用しています。就活やキャリアカウンセリングでも、まず「自分の強みを知る」ことが最初のステップとされています。

この記事のデータ出典

Martin E. P. Seligman & Christopher Peterson「Character Strengths and Virtues」Oxford University Press, 2004

VIA Institute on Character — VIA Character Strengths Survey(viacharacter.org)

ポジティブ心理学の理論と実践(日本ポジティブ心理学協会)

リクナビ就活準備ガイド「自己分析のやり方」

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