香川県高卒採用FAQ50問|採用担当者の疑問を完全解決

香川県の高卒採用に関するよくある質問と回答集【2026年最新】

本記事は、香川県で高校新卒者の採用を検討・実施する企業の採用担当者に向けた、実務直結型のFAQ集です。求人倍率3.88倍の売り手市場の中で、一人一社制のルール、採用スケジュール、学校訪問のノウハウ、面接・選考のポイント、5エリア別の採用戦略、離職防止策、活用できる補助金まで、現場で頻出する50の疑問に簡潔かつ具体的に回答しています。

3.88倍
求人倍率
11月末時点
95.9%
内定率
1月末時点
99.6%
就職率
R6年3月卒
4,563人
求人数
求職者1,176人

1. 基本ルール(一人一社制・スケジュール・求人票等)(Q1〜Q10)

Q香川県の高卒採用で「一人一社制」はどのように運用されていますか?+
A

香川県では、9月5日の応募開始から9月30日までは生徒一人につき一社のみ応募可能な「一人一社制」が適用されます。10月1日以降は複数応募が解禁されます。一人一社制の期間中は内定辞退リスクが低い反面、最初の応募で選ばれなければ次のチャンスまで待つことになるため、7月の求人公開直後からの学校への働きかけが極めて重要です。

Q2025年度の高卒採用スケジュールを教えてください。+
A

全国統一日程として、6月1日にハローワークへの求人申込開始、7月1日に学校への求人票提出・求人情報公開、9月5日に応募書類の受付開始、9月16日に選考開始となります。香川県もこの全国統一日程に準拠しています。企業は5月中から求人票の準備を始め、7月1日直後に学校訪問を行うのが採用成功の鍵です。

Q9月16日の選考開始は香川県独自のルールですか?+
A

いいえ、全国統一日程です。厚生労働省・文部科学省・全国高等学校長協会などの「三者協定」で定められており、香川県独自のルールではありません。全国すべての都道府県で同一の日程が適用されます。

Q高卒用の求人票はどこで作成しますか?+
A

管轄のハローワークで作成します。「ハローワークインターネットサービス」で求人情報を入力・仮登録し、窓口で本登録を行う流れが主流です。高卒専用の求人票様式を使用する必要があり、発行はすべて無料です。香川県内のハローワークは高松・丸亀・坂出・観音寺・さぬきなどにあります。

Q求人票に必ず記載すべき項目は?+
A

業務内容、就業場所、就業時間、休日休暇(年間休日数)、賃金(基本給・手当)、加入保険、試用期間、受動喫煙対策などが必須です。業務内容は高校生がイメージしやすいように専門用語を避け、具体的に記載しましょう。画像情報も登録できるため、職場の雰囲気が分かる写真を掲載することを推奨します。

Q求人票の修正はできますか?+
A

ハローワークで受理された後の修正は手続きが必要です。条件を良くする変更(賃金アップなど)は比較的スムーズですが、条件を下げる変更は原則認められません。修正後は再度ハローワークの確認を受け、すでに求人票を送付した学校へも訂正連絡が必要です。

Q求人票と実際の労働条件が異なった場合はどうなりますか?+
A

職業安定法違反となり、求人の取り消しやハローワークでの求人不受理の対象となります。学校からの信頼も失い、翌年以降の採用に深刻な影響が出ます。香川県は面積が小さく学校間の情報共有が密なため、一度の信頼失墜が県内全域に波及するリスクが特に高いです。

Q10月1日からの複数応募解禁とはどういう仕組みですか?+
A

9月5日〜9月30日までの一人一社制期間が終わると、10月1日以降は複数応募が可能になります。一次募集で不合格だった生徒やまだ内定が出ていない生徒が複数企業にチャレンジできます。企業にとっては二次募集のチャンスが広がる一方、内定辞退リスクがやや高まる点に注意が必要です。

Q内定はいつまでに出せばいいですか?+
A

選考試験実施後、原則7日以内に採否を通知することがルールです。9月16日の選考開始後、遅くとも9月末までに結果を通知するのが一般的です。香川県では9月末時点で既に70.3%の生徒が内定済みとなっており、スピーディーな対応が求められます。

Q高卒採用と大卒採用の最大の違いは?+
A

最大の違いは「厳格な日程ルール」と「学校介在」です。大卒は企業ごとに選考時期が異なりますが、高卒は全国統一の日程で固定されています。また、学生個人との直接やり取りではなく、学校(進路指導主事)を通して行う点が大きく異なります。

2. 市場データ(求人倍率・内定率・人口動態等)(Q11〜Q18)

Q香川県の高卒求人倍率はどのくらいですか?+
A

2025年11月末時点で3.88倍です。求人数4,563人に対し求職者数1,176人と、1人の高校生を約4社で取り合う状況です。前年度(令和6年3月卒)の確定値は4.25倍でした。

Q香川県の高卒内定率の推移は?+
A

9月末70.3%→10月末82.6%→11月末90.6%→12月末92.3%→1月末95.9%と推移しています。9月末で約7割が決まるため、一次募集での採用成否がほぼ全てを決します。

Q香川県の就職率は?+
A

令和6年3月卒の就職率は99.6%です(文部科学省調査)。就職希望者のほぼ全員が就職しており、企業側が「選ばれる側」である現実を示しています。

Q香川県の学科別内定率は?+
A

12月末時点で工業科98.0%、水産科96.7%、農業科94.5%、普通科89.6%、商業科86.2%です。専門学科ほど早期に内定が決まるため、工業科へのアプローチは7月が勝負です。

Q香川県の人口と将来予測は?+
A

2025年1月時点で915,250人、2025年9月には908,642人に減少。2045年には776,478人(高齢化率38.3%)になると推計されています。年間約6,600人のペースで減少中です。

Q若者の県外流出はどの程度ですか?+
A

2023年の転出超過は全体で2,784人、2024年の20歳代に限ると2,214人です。県内大学進学率は17%と低く、大学進学時に8割超が県外へ出ます。県内大卒の県内就職率も43%にとどまります。

Q香川県の有効求人倍率(全職種)は?+
A

2026年1月時点で1.42倍です。職種別では保安6.12倍、建設・採掘5.38倍、介護3.59倍と特に高い分野があります。高卒専用の3.88倍とは別の指標です。

Q香川県の主要産業と製造品出荷額は?+
A

非鉄金属が製造品出荷額の16.3%(約3,681億円)で最大。食料品(約3,285億円)、石油化学が続きます。GDP 3兆8,638億円、事業所数50,033で四国最大の経済規模です。

3. 学校訪問・インターンシップ(Q19〜Q26)

Q学校訪問はアポイントが必要ですか?+
A

原則として必要です。進路指導の先生は授業や生徒対応で多忙です。事前に電話で訪問目的を伝え、アポイントを取ってから訪問するのがマナーです。7月1日の求人票一斉提出時は「受付のみ」の学校もあるため、事前に確認しましょう。

Q学校訪問の最適な時期は?+
A

最も重要な時期は求人情報公開直後の7月上旬〜夏休み前です。4〜5月の挨拶回り、10〜11月のお礼訪問も効果的です。年間3〜4回の訪問が理想で、香川県は面積が小さいため複数校への訪問を1日で効率的に回ることが可能です。

Qどの高校を訪問すればいいですか?+
A

自社の所在地から通勤可能な範囲にある高校を優先します。工業系(香川県立多度津高校・坂出工業高校など)、商業系(高松商業高校など)、農業系(笠田高校など)と、求める職種に関連する学科がある高校を重点的に訪問しましょう。

Q初めての学校訪問で何を話せばいいですか?+
A

まず挨拶と会社概要の説明を行い、「どのような生徒を求めているか」「入社後の教育体制」「OB/OGの活躍状況」を伝えます。先生は「生徒が安心して長く働けるか」を重視するため、離職率の低さや研修制度のアピールが好印象です。

Q学校訪問で持参すべきものは?+
A

求人票の写し、会社案内パンフレット(高校生向けにわかりやすいもの)、名刺、OB/OGの活躍を紹介する資料を持参します。手土産は公務員倫理規程により受け取れない学校が多いため、原則不要です。

QOB/OGがいない学校でも訪問できますか?+
A

可能です。実績がない学校こそ新規開拓のために訪問が必要です。「なぜその学校の生徒を採用したいか」を明確に伝えましょう。香川県は学校数が限られるため、1校との関係構築が複数年にわたる安定採用につながります。

Qインターンシップはいつ実施すべきですか?+
A

主に夏休み期間(7月下旬〜8月下旬)に実施されます。ただし採用選考活動と直結させることは禁止されています。「職業観の育成」を目的とし、2年生の段階で実施するのが適切です。

Q応募前職場見学はどのように対応すべきですか?+
A

7月〜8月に実施される応募前職場見学は、高校生が応募先を決めるための重要な機会です。作業現場、社員食堂、休憩スペースを見せ、若手社員との交流時間を設けると好印象です。保護者の同伴を許可するのも有効です。

4. 面接・選考(Q27〜Q33)

Q面接で聞いてはいけない質問は?+
A

本人に責任のない事項(本籍、出生地、家族の職業・収入、家族構成など)や思想・信条に関すること(支持政党、宗教、愛読書など)は質問禁止です。違反するとハローワークから是正指導を受けることがあります。

Q高卒の面接で効果的な質問は?+
A

「高校生活で頑張ったこと」「部活動の経験」「志望動機」「将来どんな仕事をしたいか」など、本人の努力や意欲を確認する質問が効果的です。スキルよりもコミュニケーション力、素直さ、成長意欲を見極めましょう。

Q面接官は誰が担当すべきですか?+
A

人事担当者だけでなく、配属予定部署の管理職や若手の先輩社員が同席すると、入社後のイメージを伝えやすくなります。高校生は面接経験が少なく緊張しているため、笑顔でリラックスした雰囲気を作りましょう。

Q選考結果はいつまでに通知すべきですか?+
A

選考試験実施後7日以内が原則です。一人一社制のため、不合格の場合は生徒が次の応募先を探す必要があります。結果は学校(進路指導主事)を通じて通知します。

Q不合格にした場合のマナーは?+
A

学校を通じて丁寧に通知します。不合格理由の詳細を伝える義務はありませんが、学校からの問い合わせには誠実に対応しましょう。翌年以降の関係を維持するため、お礼の連絡を入れることが重要です。

Q適性検査は実施すべきですか?+
A

多くの企業が面接と併せて適性検査を実施しています。SPI・クレペリン検査などが一般的ですが、高卒採用では面接の比重が大きく、適性検査の結果だけで合否を決めるのは推奨されません。

Q内定取り消しはできますか?+
A

原則できません。内定は労働契約の成立とみなされます。重大な経歴詐称や卒業不可の場合など、客観的に合理的な理由がない限り、一方的な取り消しは違法で損害賠償の対象となります。

5. 地域別・産業別の質問(Q34〜Q40)

Q高松エリアの高卒採用の特徴は?+
A

高松市は四国の支店経済の中心地で、サービス業・IT・金融・卸売の企業が集中しています。求人数も県内最多ですが、競争も最も激しいエリアです。サービス業は待遇面での差別化、IT企業は「未経験歓迎」の打ち出しが応募獲得の鍵です。

Q中讃・坂出エリアの製造業が高卒採用で成功するポイントは?+
A

中讃(丸亀市・善通寺市・多度津町)と坂出市は非鉄金属・機械・石油化学の集積地です。三菱マテリアルやコスモ石油など大手企業との競合が前提のため、中小企業は「転勤なし」「地元密着」「技術が身につく」で差別化しましょう。多度津高校・坂出工業高校への早期訪問が鍵です。

Q西讃エリア(観音寺市・三豊市)の採用は?+
A

食品加工・農業・水産業が主力のエリアです。冷凍食品メーカーや水産加工会社での高卒需要があります。地元高校との密接な関係構築が最重要で、農業科の生徒へのアプローチも有効です。

Q東讃エリア(東かがわ市)の手袋産業の採用は?+
A

東かがわ市は手袋の国内シェア90%超を誇る日本一の手袋産地です。「世界に誇る手袋の技術を継承する仕事」という誇りを訴求ポイントにできます。地域密着型の中小企業が多く、地元高校との関係が最大の採用チャネルです。

Q建設業が高卒者を採用するには?+
A

建設・採掘の有効求人倍率は5.38倍と人手不足が深刻です。「きつい・危険」のイメージ払拭が課題で、ICT施工やドローン活用など最新技術の導入をアピールし、安全対策や週休二日制の取り組みを具体的に説明しましょう。

Q介護業界の高卒採用は?+
A

香川県の高齢化率32.5%を背景に、介護の有効求人倍率は3.59倍と高い水準です。資格不要のポジション(介護助手など)での採用が中心で、入社後の資格取得支援を充実させると応募を集めやすくなります。

QIT・情報系の高卒採用は可能ですか?+
A

可能です。高松市を中心にIT企業が増えており、情報系学科を持つ高校もあります。「文系でもOK」「未経験歓迎」を明示し、入社後の研修制度(プログラミング研修、資格取得支援など)を充実させれば普通科卒も戦力化できます。

6. 定着・フォロー(離職防止・オヤカク等)(Q41〜Q45)

Q高卒者の早期離職率はどのくらいですか?+
A

全国平均で高卒就職者の約37〜40%が3年以内に離職します。宿泊・飲食サービス業が最も高く(約65%)、製造業は比較的低い傾向です。香川県の産業構成を考えると、製造業の定着率は全国平均より良好な可能性がありますが、業種ごとの対策は不可欠です。

Q内定後のフォローはどうすべきですか?+
A

内定から入社まで約半年あるため、月1回のニュースレター送付、内定者懇親会、先輩社員との交流イベント、入社前研修(12〜2月頃)などを実施しましょう。保護者への挨拶状(社長名義)を送付する「オヤカク」対策も効果的です。

Qオヤカクとは何ですか?なぜ重要ですか?+
A

「親への確認(オヤカク)」の略で、保護者の承諾を得ているか確認し、安心してもらう活動です。高校生の就職先決定には保護者の意向が強く影響し、内定辞退の約30%が保護者反対によるとされています。

Q入社後の教育研修はどう設計すべきですか?+
A

高卒者は社会経験がほぼないため、ビジネスマナー研修から始めます。最初の3ヶ月はOJTとOFF-JTを組み合わせ、メンター(先輩社員)をつけて日常的にフォロー。3ヶ月・6ヶ月・1年の節目で面談を実施し、悩みや不安を早期に把握しましょう。

Q保護者が反対した場合はどうすればいいですか?+
A

反対理由を丁寧にヒアリングし、誤解があれば資料提供や説明機会を設けます。「給与が安い」「休みが少ない」などの懸念に対し、データで示すことが有効です。職場見学への保護者招待も非常に効果的です。

7. 補助金・支援制度・将来展望(Q46〜Q50)

Q高卒採用で使える国の補助金・助成金は?+
A

「トライアル雇用助成金」(月最大4万円×3ヶ月)、「キャリアアップ助成金」(正社員化で最大80万円)、「人材開発支援助成金」(研修費の助成)、「特定求職者雇用開発助成金」(最大240万円)などが活用できます。

Qユースエール認定制度とは何ですか?+
A

若者の採用・育成に積極的で雇用管理状況が優良な中小企業を厚生労働大臣が認定する制度です。ハローワークでの求人票PR強化、助成金の加算、低利融資などのメリットがあり、学校や保護者への信頼性向上にも効果的です。

Qハローワークの高卒採用サポート内容は?+
A

求人票の受理・公開だけでなく、求人条件への助言、高卒採用ルールの説明会(5〜6月頃)、合同企業説明会の開催を行っています。「学卒ジョブサポーター」による個別相談も無料で利用可能です。

Q2030年に向けて香川県の高卒採用市場はどう変わりますか?+
A

年少人口12.0%、20歳代の転出超過2,214人という構造から、就職希望者数はさらに減少する見通しです。2045年の人口推計776,478人(高齢化率38.3%)に向かう中で、求人倍率はさらに上昇し、採用はますます困難になります。今からの準備が不可欠です。

Q中小企業が香川県で高卒採用に成功するための最重要ポイントは?+
A

3つあります。(1)高校との関係構築を最優先し、年間3〜4回の学校訪問を計画する。(2)求人票だけでなく、SNS・動画・採用ページで「働く姿」を見せるブランディングを行う。(3)入社後の定着率を高め、先輩社員の活躍を次年度の採用材料にする好循環を作る。大手にはない「地元密着」「成長機会」「安定雇用」が中小企業の武器です。

まとめ:香川県の高卒採用FAQ活用のポイント

  1. 一人一社制を理解する:香川県は9月5日〜9月30日が一人一社制、10月1日から複数応募解禁です。最初の応募で選ばれるための準備が最重要です。
  2. スケジュール厳守:全国統一日程(6月求人申込→7月求人公開→9月応募開始→9月16日選考開始)を遵守し、遅れなく進めましょう。
  3. データを武器に:求人倍率3.88倍、内定率95.9%(1月末)、就職率99.6%という香川県の特徴を理解し、自社のポジショニングを明確にしましょう。
  4. 学校との信頼関係:香川県は面積が小さく学校間の情報共有が密です。1校との信頼構築が県内全域に好影響を与えます。
  5. エリア特性を活かす:高松の支店経済、中讃の非鉄金属、坂出の石油化学、東讃の手袋産業と、自社のエリアに合った採用戦略を立てましょう。

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データ出典:

  • KSBニュース 香川県の高卒求人・内定状況各月報道(9月末1月末
  • 文部科学省「高等学校卒業者の就職状況調査」(文科省
  • 厚生労働省・文部科学省「新規高等学校卒業者の就職に係る推薦及び選考開始期日等について」
  • 香川県「有効求人倍率の推移」(香川県公式
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