茨城県の高校生数・卒業生数推移と2030年予測

少子化時代の高卒採用戦略|茨城県教育委員会・文部科学省データに基づく分析

21,932人
卒業者数(令和7年3月卒)
就職者3,708人
16.9%
就職者比率
卒業者のうち就職する割合
88.2%
県内就職率
県外流出11.8%
1,815人
製造業就職者数
就職者の48.9%
約284万人
県人口(2025年推計)
全国11位
2.94倍
高卒求人倍率
全国平均3.70倍

茨城県は製造品出荷額14兆8,596億円(全国7位)を誇る工業県ですが、人口約284万人から少子化の波が確実に押し寄せています。令和7年3月卒の卒業者は21,932人で、そのうち就職したのは3,708人(16.9%)にとどまります。県内就職率88.2%という地元志向の強さは強みである一方、限られたパイの奪い合いが年々激しくなっています。本記事では、最新の卒業者数・就職者数データを分析し、2030年に向けた採用戦略を解説します。

1. 茨城県の卒業者数・就職者数の現状

茨城県の令和7年3月卒業者数は21,932人で、そのうち就職者は3,708人(就職者比率16.9%)です。大多数の卒業者は大学や専門学校へ進学しており、就職市場に出てくる高校生は年々限られています。

表1:茨城県の卒業者・就職者データ(令和7年3月卒)
項目数値備考
卒業者数21,932人県内全高校の卒業者合計
就職者数3,708人卒業者の16.9%
うち県内就職約3,270人県内就職率88.2%
うち県外就職約438人県外流出率11.8%
製造業就職者1,815人就職者の48.9%
求人数11,476人前年比3.4%増
求職者数3,908人前年比6.4%増
内定率(9月末)65.3%男子66.8%・女子62.8%

出典:茨城労働局・茨城県教育委員会

茨城県の特徴

茨城県は人口約284万人(全国11位)で、関東では東京・神奈川・埼玉・千葉に次ぐ規模です。しかし、卒業者21,932人のうち就職するのは16.9%にとどまり、大部分が進学を選択しています。この「進学率の上昇」と「少子化」の二重の影響で、就職市場に出てくる高校生は構造的に減少しています。

2. 工業高校・商業高校の就職状況

茨城県には工業高校10校、商業高校13校があり、高卒就職者の主要な供給源となっています。製造業への就職者1,815人(48.9%)の多くが工業高校の卒業生です。

工業高校(10校)

日立工業・水戸工業・土浦工業・古河工業・つくば工科・勝田工業・下館工業・那珂湊工業・多賀(工業科)ほか。製造業への就職率が高く、企業からの引き合いも多い。

商業高校(13校)

事務職・販売職・サービス業への就職に強い。普通科と比較して就職率が高く、即戦力としての評価が高い。

2030年に向けた懸念

少子化の進行により、工業高校・商業高校の定員割れが全国的に問題になっています。茨城県でも一部の学校で入学者数の減少が見られ、将来的な統廃合の可能性も指摘されています。高校の数が減れば、企業が訪問できる先も限られてくるため、今のうちから複数校との関係を構築しておくことが重要です。

3. 2030年に向けた予測と企業への影響

国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、茨城県の人口は今後も減少が続く見通しです。15歳人口(高校入学世代)の減少は確実であり、高卒就職市場への影響は避けられません。

予想される変化

就職者数のさらなる減少

少子化と進学率上昇の影響で、就職市場に出てくる高校生は3,708人からさらに減少する見込みです。

求人倍率のさらなる上昇

製造業を中心に求人需要は維持される一方、求職者が減少するため、求人倍率はさらに上昇する可能性があります。

高校の統廃合の加速

定員割れが続く学校の統廃合が進み、企業が訪問できる高校の数が減る可能性があります。

採用競争の激化

限られた人材をめぐる企業間の競争が一層激化し、待遇改善や魅力的な職場づくりが不可欠になります。

4. 少子化時代に企業が取るべき高卒採用戦略

学校との早期パイプライン構築

工業高校10校・商業高校13校との継続的な関係構築が最も重要。年間を通じた訪問・報告のサイクルを確立しましょう。

インターンシップの定着

毎年受け入れを行うことで「この企業は信頼できる」という評価が学校内に蓄積されます。採用につなげる最も効果的な施策です。

定着率の向上

採用した人材が長く働く=先生からの信頼が高まる=翌年も推薦してもらえる。この好循環を作ることが最大の採用戦略です。

行政支援の活用

いばらき就職支援センター(6拠点)、合同面接会(年12回)、移住支援金(世帯100万円)など、行政の支援制度を積極的に活用しましょう。

5. まとめ

茨城県の高卒採用市場は、卒業者21,932人のうち就職するのはわずか3,708人(16.9%)という限られた市場です。少子化の進行で今後さらに縮小が見込まれる中、今から学校との関係を築き、インターンシップや職場見学を通じて「選ばれる企業」になることが、2030年以降も安定的に高卒人材を確保するための唯一の道です。

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データ出典:

  • 茨城県教育委員会「令和7年3月高等学校卒業者の進路状況」
  • 茨城労働局「令和7年3月新規高等学校卒業予定者の求人・求職・就職内定状況」
  • 国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」
  • 文部科学省「学校基本調査」
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