山梨県の高校生数推移と2050年予測|15-19歳人口半減時代の高卒採用戦略

国勢調査・将来推計人口データに基づく最新分析

33,669人
15-19歳人口(2025年推計)
1990年ピーク比-48.3%
20,705人
高校生徒数
公立29校・私立11校
770人
就職希望者数
全体の16.2%
801,056人
県総人口(2025年1月)
ピーク比-11.2%
30.8%
65歳以上割合
全国平均を上回る
約3/4
2050年人口見通し
現在比大幅減少

山梨県は富士山の麓に精密機器・ロボット産業が集積する「ものづくり県」ですが、人口減少の波は着実に押し寄せています。総人口はピーク時の約890,000人(2000年)から801,056人(2025年1月)へと11.2%減少し、65歳以上人口は30.8%に達しました。高卒採用市場にとって最も重要な15-19歳人口は、1990年の65,121人から2025年推計で33,669人へとほぼ半減。この構造的な若年人口の減少が、求人倍率3.92倍(過去最高)を押し上げる最大の要因です。

1. 15-19歳人口の推移(1990年〜2045年推計)

山梨県の15-19歳人口は、1990年をピークに一貫して減少を続けています。2020年の37,856人から2045年の22,268人へ、今後25年間でさらに41%が失われる見通しです。

1990年
65,121人 ピーク
2000年
52,159人
2010年
45,018人
2020年
37,856人
2025年推計
33,669人
2030年推計
29,704人
2040年推計
23,914人
2045年推計
22,268人
表1:山梨県 15-19歳人口の推移と将来推計
15-19歳人口ピーク比前回比備考
1990年65,121人ピーク(第二次ベビーブーム世代)
2000年52,159人-19.9%-12,962人少子化の影響が顕在化
2010年45,018人-30.9%-7,141人減少ペースはやや鈍化
2020年37,856人-41.9%-7,162人国勢調査確定値
2025年推計33,669人-48.3%-4,187人推計値
2030年推計29,704人-54.4%-3,965人3万人割れの見通し
2040年推計23,914人-63.3%-5,790人ピーク時の約1/3
2045年推計22,268人-65.8%-1,646人減少ペース鈍化も低水準が固定化

出典:国勢調査(1990〜2020年)、国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」(2025〜2045年)、ecitizen人口推移

35年間で約3分の1に

1990年に65,121人いた山梨県の15-19歳人口は、2025年推計で33,669人とほぼ半減しました。2045年推計では22,268人まで減少し、ピーク時の約3分の1になります。この数字は「確定した未来」であり、今から対策を打たなければ高卒採用は年を追うごとに困難になっていきます。

2. 山梨県の総人口推移と高齢化の進行

山梨県の総人口は2000年の約890,000人をピークに減少に転じ、2025年1月時点で801,056人です。65歳以上人口の割合は30.8%に達しており、全国平均(約29%)を上回るペースで高齢化が進行しています。

表2:山梨県の総人口と高齢化率
項目データ備考
総人口(2025年1月)801,056人2000年ピーク(約890,000人)から-11.2%
ピーク時人口約890,000人(2000年)以降一貫して減少
65歳以上割合30.8%全国平均(約29%)を上回る
2050年見通し現在の約3/4山梨県人口減少対策の推計

出典:山梨県人口減少対策ecitizen

山梨県の人口構造が示す未来

総人口-11.2%(ピーク比)
65歳以上30.8% / 15-19歳は半減

労働力の世代交代が追いつかず、採用難は構造的・長期的な課題

3. 高校データと就職市場の現状

山梨県内の高校から就職市場に出てくる人材の「実数」を把握することは、採用計画を立てるうえで不可欠です。高校40校・生徒数20,705人のうち、実際に就職を希望するのはわずか770人です。

表3:山梨県の高校・就職データ
項目データ備考
高校数40校公立29校・私立11校
生徒数20,705人3学年合計
入学者数6,928人1学年あたりの入学者
就職希望者数770人全体の16.2%
就職決定者数684人内定率98.1%相当
未内定者数96人就職希望者のうち
県内就職率87〜88%地元志向が根強い

出典:パコラ「山梨県高校生684人の就職状況」、厚生労働省

就職希望者770人の意味

入学者6,928人に対して就職を希望するのは770人、わずか11.1%です。大学進学率の上昇により、就職市場に供給される高校生は年々減少しています。求人数3,074人に対して求職者780人という需給ギャップは、この「就職を選ぶ高校生自体の減少」が最大の要因です。求人倍率の上昇は、企業努力だけでは覆せない構造的な問題を内包しています。

4. 少子化が高卒採用に与える3つの影響

影響1:「応募ゼロ」の企業が増加する

求人事業所816社に対して求職者は780人。単純計算では1社あたり1人にも満たない状況です。実際には人気企業に応募が集中するため、求人票を出しても1件も応募が来ない企業が相当数存在します。99人以下の中小企業の求人事業所が前年比5.7%減少している背景には、この「応募ゼロ」体験が企業の採用意欲を削いでいる実態があります。

影響2:大手メーカーとの競争がさらに激化

ファナック(6,181人)、東京エレクトロンTS(2,099人)、シチズンファインデバイス(968人)といった世界的メーカーが県内に本社・主力工場を構えています。限られた就職希望者の中から、知名度・給与水準・福利厚生で優位に立つ大手との競争は、少子化の進行とともに中小企業にとって一層厳しくなります。

影響3:技術継承の断絶リスク

山梨県は製造業従業者割合が全国1位であり、甲府の宝飾研磨技術や富士北麓の精密加工技術など、長年にわたって蓄積されてきた「職人技」が産業の基盤です。若手人材が入らなければ、この技術の継承が途絶えるリスクがあります。5年後・10年後に技術者の高齢化が本格化する前に、計画的な採用と育成の仕組みを作る必要があります。

山梨県の現状

求人3,074人 vs 求職者780人
中小企業の「応募ゼロ」リスクが拡大中

5. 2030年に向けた企業の対策

2030年には15-19歳人口が29,704人(2025年比-11.8%)まで減少し、就職希望者はさらに減る見通しです。「今年たまたま人が採れなかった」ではなく、構造的な減少を前提とした中長期的な対策が必要です。

※ 以下の予測値は将来推計人口に基づく推計であり、確定値ではありません。

表4:2025年実績と2030年予測の比較
項目2025年2030年(推計)増減
15-19歳人口33,669人29,704人▼3,965人(-11.8%)
就職希望者(推計)770人約650〜680人▼約12〜16%
求人倍率(推計)3.92倍約4.5〜5.0倍▲0.6〜1.1倍
1

学校との関係を「年単位」で構築する

山梨県の高校は40校(公立29・私立11)。求人票を送るだけでは埋もれます。工業系・商業系の高校を中心に、インターンシップ・出前授業・工場見学を通じて高校1〜2年生から企業の存在を認知してもらうことが、3年生の「指名」につながります。

2

職場見学の質を「採用イベント」レベルに引き上げる

高校生が企業を選ぶ最大の判断材料は職場見学です。先輩社員(特に高卒入社の若手)との座談会、実際の作業体験、休憩室・食堂の紹介など、「ここで働きたい」と思わせる体験設計が必要です。

3

大手と戦わない土俵を作る

ファナック・東京エレクトロンと正面から給与・知名度で競っても勝てません。「少人数だから早く責任ある仕事を任される」「社長との距離が近い」「地元の仲間と一緒に働ける」など、中小企業だからこそ提供できる価値を明確に言語化しましょう。

4

定着率向上が最大の採用施策

高卒入社の先輩が3年・5年と活躍している企業は、後輩の高校生にとって最強のPRです。メンター制度・キャリアパスの明示・資格取得支援など、「辞めない仕組み」は翌年以降の採用母数を増やします。

5

保護者向けの情報発信を強化する

高校生の就職先選びには保護者の影響が大きく、内定辞退の約30%が保護者の反対によるものです。企業ホームページ・SNSで「安心して働ける職場」を保護者にも伝える発信が、応募率と内定承諾率の両方を高めます。

6. よくある質問

Q. 山梨県の15-19歳人口は今後どうなりますか?

A. 2025年推計33,669人から2030年には29,704人(-11.8%)、2040年には23,914人(-29.0%)、2045年には22,268人まで減少する見通しです。ピーク時(1990年65,121人)の約3分の1になります。

Q. 山梨県の高校生で就職するのは何人ですか?

A. 高校生徒数20,705人のうち就職希望者は770人(16.2%)、就職決定者は684人です。最終内定率は98.1%と高水準ですが、未内定者も96人います。

Q. 山梨県の高校数はいくつですか?

A. 公立29校・私立11校の計40校です。入学者数は6,928人です。

Q. 2050年に山梨県の人口はどうなりますか?

A. 総人口は現在の約3/4まで減少する見通しです。2025年1月時点の801,056人から、ピーク時(2000年約890,000人)からの減少が加速します。

Q. 少子化時代に中小企業が高卒採用で勝つには?

A. 学校との早期関係構築、職場見学の質向上、大手にない魅力の言語化、定着率向上、保護者向け情報発信の5つが柱です。「求人票を出して待つだけ」の時代は終わっています。

7. まとめ|「確定した未来」に今から備える

山梨県の人口減少と15-19歳人口の半減は、統計的に「確定した未来」です。2030年に15-19歳人口は3万人を割り込み、就職希望者はさらに減少します。

  • 人口データに基づく中長期計画:「今年は運が悪かった」ではなく、5年後・10年後の人口推計を前提とした採用計画を立てましょう。
  • 学校との関係構築が最重要:40校の高校に対して816社が求人を出しています。早期からの信頼関係が「選ばれる企業」への第一歩です。
  • 採用と定着は一体:今いる若手社員の定着率が、来年の採用結果を左右します。採用と定着を別々に考えてはいけません。

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データ出典:

  • ecitizen 山梨県人口推移 (ecitizen
  • 山梨県「人口減少対策」 (山梨県公式
  • パコラ「山梨県高校生684人の就職状況」 (パコラ
  • 国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」
  • 文部科学省「学校基本調査」
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