鳥取県のハローワーク活用ガイド|高卒採用における求人票提出から内定までの完全手順

鳥取県内3拠点の活用法を採用担当者向けに徹底解説

鳥取県は全国最少人口(約53万人)の県ですが、日本セラミック・さんれいフーズ・山陰酸素工業など特定分野で強みを持つ企業が集積しており、高卒人材への需要は堅調です。高卒採用では、ハローワークを通じた独自のルールとスケジュールに従う必要があり、一般の中途採用とは手続きが大きく異なります。

本記事では、鳥取県内3拠点のハローワークの管轄エリア一覧から、求人票の書き方のコツ、提出スケジュール、合同企業説明会の活用法まで、高卒採用におけるハローワーク活用のすべてを解説します。

目次

1. ハローワークの役割(高卒採用における位置づけ)

高卒採用において、ハローワーク(公共職業安定所)は単なる求人掲載窓口ではなく、採用活動の「司令塔」として機能します。企業が高校生に直接求人を出すことはできず、必ずハローワークを通じて求人票を提出し、受理を受けた上で高校に届ける必要があります(学校斡旋制度)。

高卒採用におけるハローワークの3つの役割

求人票の受理・審査

企業から提出された高卒求人票の内容を審査し、労働基準法や各種法令に適合しているか確認します。不備があれば差し戻し・補正指導を行います。

求人情報の高校への提供

受理した求人票を「高卒就職情報WEB提供サービス」を通じて高校の進路指導室に届けます。7月1日以降、全国の高校から閲覧可能になります。

採用活動の調整・支援

合同企業説明会の開催、求人充足状況のデータ提供、採用に関する相談対応など、企業と高校の橋渡し役を担います。

2. 鳥取県内ハローワーク3拠点一覧

鳥取県内には3つのハローワーク(公共職業安定所)があります。高卒求人票は、事業所(実際に勤務する場所)の所在地を管轄するハローワークに提出します。

ハローワーク名管轄エリア主要産業
ハローワーク鳥取鳥取市、岩美郡(岩美町)、八頭郡(若桜町・智頭町・八頭町)電子部品・デバイス・食品加工
ハローワーク米子米子市、境港市、西伯郡(日吉津村・大山町・南部町・伯耆町・日南町・日野町・江府町)水産加工・製造業・サービス
ハローワーク倉吉倉吉市、東伯郡(三朝町・湯梨浜町・琴浦町・北栄町)食品加工・農業・製造業

提出先の確認:提出先は本社ではなく、実際に高校生が勤務する事業所の所在地で決まります。複数の事業所で採用を行う場合は、各事業所の管轄ハローワークに個別に提出する必要があります。不明な場合は最寄りのハローワークにお問い合わせください。

3. 求人票提出の流れとスケジュール

STEP 1

事前準備・事業所登録の確認(5月中)

ハローワークに事業所登録がない場合は先に登録を行います。既に登録済みの場合は、登録内容に変更がないか確認します。

STEP 2

求人票の原案作成(5月中)

高卒専用の求人申込書(学卒用)に記入します。賃金・労働条件・仕事内容・福利厚生・青少年雇用情報を正確に記載します。

STEP 3

ハローワークへ求人票を提出(6月1日〜)

6月1日以降、管轄のハローワーク(鳥取・米子・倉吉のいずれか)に求人申込書を提出します。窓口提出のほか、ハローワークインターネットサービスでの仮登録も可能です。

STEP 4

内容確認・補正対応(提出後数日〜)

ハローワークの担当者が記載内容を審査します。不備や曖昧な表現があれば補正が発生します。差し戻しには数日〜1週間かかることもあるため、余裕を持った提出が大切です。

STEP 5

求人票の受理・求人番号の付与(提出後1〜2週間)

記載内容に問題がなければ求人票が受理され、求人番号が付与されます。

STEP 6

高校への求人票公開(7月1日)

7月1日以降、受理済みの求人票が「高卒就職情報WEB提供サービス」を通じて全国の高校に公開されます。同時に、企業から高校への直接訪問(学校訪問)も解禁されます。

STEP 7

応募前職場見学・選考・内定(7月〜10月)

7月〜8月に職場見学、9月5日以降に応募受付開始、9月16日以降に選考開始となります。内定通知は選考後速やかに行います。

鳥取県のポイント:鳥取県は人口最少県ですが、限られた高校生を確保するためにはスピードが重要です。7月1日の公開と同時に学校訪問を開始できるよう、6月第1週中の提出を目標にしましょう。

4. 求人票作成のポイント(高校生に伝わる書き方)

仕事内容は「具体的に・わかりやすく」

NG例

「製造業務全般」「営業」

OK例

「赤外線センサーの部品を顕微鏡で検査し、規格に合っているか確認するお仕事です。入社後3か月間は先輩がマンツーマンで指導します。」

賃金は相場を意識して設定

基本給には固定残業代を含めず、手当は別欄に記載してください。生徒は複数の求人票を比較するため、手取りイメージがわかる記載が重要です。

福利厚生・研修制度で安心感を

社会保険の種類、退職金の有無、独身寮・社宅の有無、資格取得支援制度など、高校生と保護者が安心できる情報を充実させましょう。鳥取県は移住支援金制度(世帯100万/単身60万、18歳未満1人最大100万追加)も整備されており、県外からの採用時にはこの情報も活用できます。

補足事項で自社の魅力をアピール

自由記述欄は、求人票の中で最も差別化しやすいスペースです。「創業50年の安定企業」「有給取得率85%」「残業月平均10時間以下」「育休取得実績あり」など、数値を交えた具体的なアピールが効果的です。

先生目線のポイント:進路指導の先生は、生徒を安心して送り出せる企業かどうかを重視します。「過去3年間の離職率」「有給取得実績」「育成体制」が明確に書かれている求人票は、先生から生徒に勧められやすくなります。

5. ハローワーク活用のコツ

事前相談窓口を活用する

6月1日の提出開始前でも、5月中からハローワーク窓口で高卒求人に関する事前相談が可能です。求人票の記入方法のアドバイスや、下書きのチェックを受けられます。初めて高卒採用に取り組む企業は、必ず事前相談を利用しましょう。

合同企業説明会に参加する

鳥取労働局と各ハローワークが連携して、毎年7月〜8月にかけて高校生向けの合同企業説明会を開催しています。鳥取市・米子市・倉吉市の各エリアで実施されます。鳥取県は高校数が少ないため、合同説明会は多くの高校生と一度に接点を持てる貴重な機会です。

とっとり就活ナビを活用する

鳥取県では「とっとり就活ナビ」(300社以上掲載)や「ふるさと鳥取県定住機構」など、若年者向けの就職支援サービスが充実しています。ハローワーク経由以外の接点も広げることで、高校生や保護者への認知度を高められます。

高卒就職情報WEB提供サービスを確認する

厚生労働省が運営する「高卒就職情報WEB提供サービス」では、受理された求人票が全国の高校からオンラインで閲覧できます。自社の求人票が正しく掲載されているか確認しましょう。

オンライン仮登録のすすめ:「ハローワークインターネットサービス」から事前にオンラインで仮登録を行うことで、窓口での手続き時間を短縮できます。仮登録後14日以内にハローワーク窓口で本手続きを行う必要がありますが、6月初旬は窓口が混雑するため、事前の仮登録が有効です。

6. FAQ(よくある質問)

Q. 鳥取県で高卒求人票を提出するハローワークはどこですか?

A. 事業所(実際に勤務する場所)の所在地を管轄するハローワークに提出します。鳥取県内にはハローワーク鳥取・ハローワーク米子・ハローワーク倉吉の3拠点があります。本社ではなく勤務地の管轄で判断する点にご注意ください。

Q. 高卒求人票の提出はいつから可能ですか?

A. 毎年6月1日から提出(受付開始)が可能です。受理された求人票は7月1日以降に高校へ公開されます。差し戻しが発生すると1〜2週間の追加日数がかかるため、6月第1週中の提出を目標にしましょう。

Q. 求人票をオンラインで提出できますか?

A. ハローワークインターネットサービスから「仮登録」が可能です。ただし、仮登録後14日以内にハローワーク窓口で本手続きを行う必要があります。

Q. 鳥取県のハローワークが主催する合同企業説明会はありますか?

A. はい。鳥取労働局と各ハローワークが連携して、毎年7月〜8月にかけて鳥取市・米子市・倉吉市で高校生向けの合同企業説明会を開催しています。

Q. 求人票が差し戻された場合、どうすればいいですか?

A. 指摘箇所を修正し再提出します。よくある差し戻し理由は、仕事内容の記載が曖昧、固定残業代が基本給に含まれている、年間休日数が未記入・不正確などです。事前相談を利用して差し戻しリスクを減らしましょう。

まとめ

鳥取県でハローワークを活用した高卒採用を成功させるためのポイントは以下の通りです。

  • 管轄ハローワークを確認:勤務地の所在地で管轄が決まる。鳥取県内3拠点(鳥取・米子・倉吉)から正しい提出先を選ぶ。
  • 5月中に準備完了:事業所登録の確認、求人票の原案作成、事前相談を5月中に済ませておく。
  • 6月第1週に提出:差し戻しのバッファを見込んで、6月1日の受付開始と同時に提出を目指す。
  • 高校生目線の記載:業界用語を避け、具体的でわかりやすい仕事内容・条件の記載で他社と差別化する。
  • 合同説明会・学校訪問を活用:求人票の提出だけで終わらず、積極的にアプローチする。

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