東京都の高卒求人|地域別・業種別の特性ガイド
23区と多摩で産業はまったく違う。自社の拠点と業種に合わせて採用を設計する
東京都の高卒求人は全国最多ですが、「東京」とひとくくりにはできません。23区と多摩地域では産業構造が大きく異なり、城東と城南でも求められる人材像は変わります。業種によっても需給に大きな差があります。本ガイドでは、自社の拠点エリアと業種に合わせて採用を設計するための整理を提供します。
5エリア別の産業特性
自社拠点のエリア特性を理解し、通勤圏の高校をターゲットにする
| エリア | 主な区市 | 主要産業 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 城東 | 墨田・江東・台東・荒川・足立・葛飾・江戸川 | 製造業(町工場)・印刷・皮革 | 下町の中小製造業が集積。工科高校も都内最多級 |
| 城南 | 品川・大田・目黒・世田谷 | 精密機械・金属加工・IT | 大田区は約3,500工場の全国有数ものづくりエリア |
| 城北・城西 | 中野・杉並・練馬・板橋・北・豊島・新宿・文京 | 光学・精密・印刷・食品 | 板橋区は製造品出荷額23区2位 |
| 多摩東部 | 武蔵野〜立川・日野・府中 | IT・研究開発・精密機械 | 研究機関・大企業の拠点が集積 |
| 多摩西部 | 八王子・町田・青梅・福生ほか | 製造業・物流・建設 | 圏央道沿いに物流拠点が拡大。地元密着採用が有効 |
城東
墨田・江東・台東・荒川・足立・葛飾・江戸川
製造業(町工場)・印刷・皮革
下町の中小製造業が集積。工科高校も都内最多級
城南
品川・大田・目黒・世田谷
精密機械・金属加工・IT
大田区は約3,500工場の全国有数ものづくりエリア
城北・城西
中野・杉並・練馬・板橋・北・豊島・新宿・文京
光学・精密・印刷・食品
板橋区は製造品出荷額23区2位
多摩東部
武蔵野〜立川・日野・府中
IT・研究開発・精密機械
研究機関・大企業の拠点が集積
多摩西部
八王子・町田・青梅・福生ほか
製造業・物流・建設
圏央道沿いに物流拠点が拡大。地元密着採用が有効
全国の高卒就職先 業種別構成比
全国では製造業が最多。東京はサービス・IT・小売の比率が全国平均より高い傾向
| 業種 | 全国構成比 | 東京での特徴 |
|---|---|---|
| 製造業 | 39.9% | 23区南部・東部と多摩に集積 |
| 卸売・小売業 | 10.6% | 都心部の商業集積で需要旺盛 |
| 建設業 | 8.6% | 再開発・インフラ更新で高需要 |
| 公務 | 7.3% | 都庁・特別区・警視庁・東京消防庁 |
| 宿泊・飲食サービス | 5.2% | インバウンド需要で拡大 |
| 情報通信業 | 1.2%(全国) | 東京は有業者104.9万人で全国最多 |
23区南部・東部と多摩に集積
都心部の商業集積で需要旺盛
再開発・インフラ更新で高需要
都庁・特別区・警視庁・東京消防庁
インバウンド需要で拡大
東京は有業者104.9万人で全国最多
出典: 文部科学省・厚生労働省「新規高等学校卒業者の就職状況」 / 東京都統計
業種で需給は大きく違う
東京の職業別の有効求人倍率を見ると、業種間で需給に大きな差があります。建設・土木の技術者や福祉関連は特に人手不足が深刻で、求職者1人に対して複数の求人がある状況が続いています。IT技術も東京への集中で需要が高い水準です。
一方、一般事務は供給過多で、希望者に対して求人が少ない買い手市場です。高卒で事務職を希望する生徒には厳しい環境である一方、企業側から見れば事務職は採用しやすい職種といえます。自社の職種がどちらに位置するかを踏まえて採用計画を立てましょう(職業別の最新の有効求人倍率は東京労働局の職業別統計で確認できます)。
Written & Edited by
漆畑 智哉
株式会社ゆめスタ CCO / 教育コーディネーター
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