東京都の高卒求人倍率推移【15.71倍・全国1位】
首都圏比較・全国平均との乖離分析
東京都の高卒求人倍率は15.71倍(令和6年度・令和7年3月末)で、47都道府県中ダントツの全国1位です。求人数59,966人は全国最多ですが、大学進学率約60%という首都圏特有の進路構造により、高卒で就職を希望する生徒は推計約3,817人にとどまります。この「求人の圧倒的な多さ」と「就職希望者の極端な少なさ」の組み合わせが、全国平均4.10倍の約3.8倍という異常な倍率を生み出しています。
1. 東京都の高卒求人倍率推移
東京都 新規高卒求人倍率の推移(厚生労働省・東京労働局)
| 年度 | 求人数 | 求職者数(推計) | 求人倍率 | 全国平均 |
|---|---|---|---|---|
| 令和4年度末(2023.3月) | — | — | 9.84倍 | 約3.01倍 |
| 令和5年度(2024.7月末) | 約54,000人 | 約4,913人 | 10.99倍 | 約3.52倍 |
| 令和6年度(2025.3月末) | 59,966人 | 約3,817人 | 15.71倍 | 4.10倍 |
出典:厚生労働省「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職状況」、リュウコーポレーション
2. 首都圏・全国平均との比較
東京都の倍率がいかに突出しているかは、隣接する首都圏各県と比較するとより鮮明になります。同じ首都圏でありながら、埼玉県の約3.6倍もの差があります。
| 都道府県 | 高卒求人倍率 | 主要産業 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 東京都 | 15.71倍(全国1位) | サービス・IT・小売・建設 | 求人数全国1位、就職希望者が極端に少ない |
| 埼玉県 | 4.38倍 | 製造業・物流・サービス | 首都圏第2位の倍率、製造業が牽引 |
| 千葉県 | 約4.0〜4.5倍 | 物流・製造・サービス | 成田空港関連・京葉工業地帯 |
| 神奈川県 | 約4.0〜4.5倍 | 製造業・IT・サービス | 横浜・川崎の工業地帯 |
| 全国平均 | 4.10倍 | — | 東京都は全国平均の約3.8倍 |
つまり:東京都の15.71倍は、高卒1人に対して約16社が求人を出している計算です。首都圏の中でも東京都だけが突出しており、「就職希望者の少なさ」が最大の要因です。企業にとっては、求人票を出すだけでは全く応募が集まらない環境であり、学校との直接的な関係構築が不可欠です。
3. 東京都の求人倍率が突出して高い理由
1. 大学進学率が高く就職希望者が極端に少ない
東京都の大学進学率は約60%で全国トップ水準です。高校卒業者のうち就職を選ぶのはわずか約10%にすぎません。令和5年3月卒では就職者数約4,028人と、卒業者全体から見れば少数派です。この「分母の小ささ」が倍率を押し上げる最大の構造的要因です。
2. 日本最大の経済圏が生む圧倒的な求人ボリューム
東京都の都内総生産は120兆2千億円、従業者数959万2,059人、民営事業所数628,239と、いずれも全国最大規模です。サービス業・IT・小売・飲食・建設とあらゆる業種で高卒人材への需要があり、求人数59,966人(前年比+10.9%)は2位以下を大きく引き離す全国1位です。
3. 他県からの流入では補いきれない人材不足
全国の高卒県外就職者のうち約3分の1が東京都に流入していますが、それでも求人数に対しては焼け石に水の状態です。東京都の最低賃金の高さや生活コストの高さから、地方出身の高校生にとって上京のハードルは高く、流入だけで需給ギャップを埋めることは困難です。
4. 2030年予測シミュレーション
東京都は他県と異なり、人口流入によって高校生数の減少が緩やかである可能性がありますが、大学進学率の上昇傾向が続けば就職希望者はさらに減少すると見込まれます。
| 年度 | 求人数(予測) | 就職希望者数(予測) | 倍率(予測) | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 2027(R9) | 約62,000人 | 約3,600人 | 約17倍 | 求人増・就職希望者微減 |
| 2028(R10) | 約63,000人 | 約3,400人 | 約18〜19倍 | 大学進学率上昇が加速 |
| 2030(R12) | 約65,000人 | 約3,000人 | 約20倍超 | 少子化+進学率上昇のダブルパンチ |
※ 予測値は現状トレンドの延長に基づく推計であり、確定値ではありません。
採用戦略への示唆:東京都では今後、倍率20倍を超える時代が到来する可能性があります。求人票を出すだけでは応募ゼロが当たり前の環境です。工業高校・商業高校との関係構築、職場見学の受け入れ、インターンシップの実施など、「学校に選ばれる企業」になるための仕組みづくりが採用の成否を分けます。他県からの採用を視野に入れた寮・住居支援の整備も有効な差別化策です。
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データ出典:
- 厚生労働省「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職状況」
- リュウコーポレーション (令和6年度高卒求人倍率データ)
- 東京労働局「新規高等学校卒業予定者の求人・求職状況」



