【伊勢・鳥羽・志摩】伊勢志摩エリアの高卒採用ガイド
観光業の復活と地場企業の採用戦略
伊勢神宮・志摩スペイン村・鳥羽水族館——全国有数の観光資源を持つ伊勢志摩エリア。コロナ禍を経てインバウンド需要が回復し、観光・ホテル・サービス業を中心に求人意欲が急速に高まっています。
有効求人倍率は1.14倍(伊勢ハローワーク管轄・令和6年6月時点)。一見落ち着いて見えますが、高卒採用に限れば三重県全体で3.06倍の超売り手市場であり、大手リゾートホテルが大量採用を行う中で地場の中小企業は厳しい競争にさらされています。
1. 伊勢志摩の産業構造と採用市場
伊勢志摩の求人は「観光」と「地域特化型製造業」の2本柱で構成されています。
観光・宿泊・サービス業
鳥羽・志摩を中心に大型リゾートホテル、老舗旅館、テーマパークが多数。コロナ禍で採用を止めていた施設がインバウンド回復に伴い一斉に採用再開。フロント・接客・調理・施設管理など多岐にわたる職種で高卒求人が出ています。
競合: 志摩観光ホテル・鳥羽国際ホテル・合歓の郷など大手リゾートが大きな採用枠を確保
食品・水産・真珠+製造業
赤福に代表される食品製造、伊勢うどん・海産物加工、志摩の真珠養殖・加工販売。伊勢市内にはシンフォニアテクノロジー(電機)、横浜ゴム(三重工場)など製造業拠点もあり、伊勢工業の卒業生を求めています。
特徴: 地場産業は規模が小さいが、ブランド力と地域への愛着で勝負できる
観光業の「季節雇用」イメージを払拭する
伊勢志摩の観光業には「繁忙期だけの仕事」「シフト制できつい」というイメージが根強く残っています。高校生や保護者にとって、これは大きな不安材料です。しかし実際には、多くの施設が通年営業で正社員を求めています。求人票に「正社員」「年間休日○日」「季節雇用ではありません」と明記し、安定した雇用であることを明確に伝えましょう。
出典: 三重労働局 職業安定部「最近の雇用情勢」(令和6年6月時点・ハローワーク伊勢管轄)
2. 伊勢志摩エリアの訪問すべき高校
伊勢工業高校
機械科・建築科・電気科
南勢エリアの工業高校。建設業・機械加工の就職先として重要。真面目な生徒が多く、定着率が高い傾向があると言われています。製造業・建設業にとっての最優先校。
宇治山田商業高校
商業科・情報処理科
挨拶・マナー教育に定評。事務・販売・サービス職の就職に強い。伊勢志摩の観光業にとって重要なパイプライン。
水産高校(志摩市)
海洋・機関・水産資源科
漁業だけでなく食品加工・機械メンテナンスの基礎も学ぶ。製造業にとっても狙い目。
明野高校(伊勢市)
生産科学・食品科学等
農業・家庭系に強み。食品製造や農業関連企業にとってのターゲット。
水産高校は「漁業」だけじゃない
水産高校の生徒は船舶のエンジン整備や電気系統の知識を持っており、製造業のメンテナンス職や設備管理職でも即戦力になります。「水産高校=漁業」の固定観念を外し、学校訪問で「こういう仕事でも御校の学びが活きます」と先生に伝えましょう。
3. 伊勢志摩で高卒採用を成功させるポイント
1. 観光業は「接客」ではなく「地域のアンバサダー」として語る
「接客スタッフ募集」ではなく「伊勢志摩の魅力を世界に伝える仕事」と位置づけましょう。インバウンド需要の回復に伴い、外国語スキルが活きる場面も増えています。「語学研修あり」「地域イベント企画に参加可能」などの独自メリットは、高校生の「やりがい」感に刺さります。
2. 「正社員」であることを前面に出す
観光業の求人票を見た保護者が最初に気にするのは「これは正社員ですか?」です。季節雇用・パート・契約社員ではなく正社員であること、年間を通じて安定した仕事があること、年間休日数、昇給制度——これらを求人票の目立つ位置に明記してください。
3. コロナ後の「信頼再構築」を意識する
コロナ禍で従業員を解雇・雇い止めした施設は、学校からの信頼がリセットされています。「あの時辞めさせた会社が、また人を採るのか」——先生はそう思っています。信頼を取り戻すには、「なぜ今また採用するのか」「今回は長く雇う体制があるのか」を正直に説明する必要があります。
4. 伊勢志摩のライフスタイルを「売る」
サーフィン、釣り、海の近くの暮らし——伊勢志摩ならではのライフスタイルは都市部にはない魅力です。若手社員が休日に海で過ごす様子をSNSで発信するなど、「ここで暮らすこと」自体を採用の武器にしましょう。「地元愛」が比較的強いエリアだからこそ、この訴求が効きます。
学校訪問の手順は 学校訪問完全マニュアル / 差別化の全体戦略は 差別化戦略 をご覧ください。
よくある質問
Q:伊勢志摩の観光業は「季節労働」のイメージがありますが、正社員で採用できますか?
A:はい。ホテル・旅館・観光施設の多くは通年営業であり、正社員として高校生を採用しています。求人票に「正社員」「季節雇用ではない」ことを明記し、年間の業務サイクルを説明することで、高校生と保護者の不安を解消できます。
Q:水産高校の卒業生は漁業以外の業種でも採用できますか?
A:はい。水産高校の生徒は機械操作やメンテナンスの基礎も学んでおり、製造業のメンテナンス職や食品加工業でも即戦力になります。「水産高校=漁業」の固定観念を外して求人票を出すことで、採用の幅が広がります。
まとめ
伊勢志摩エリアの高卒採用は、観光業の復調とともに競争が激化しています。
- 1.「季節雇用」のイメージを払拭する — 求人票に「正社員」「年間休日○日」を明記
- 2.学校との信頼を再構築する — コロナ後に採用を再開するなら、「なぜ今」「今回は違う」を正直に
- 3.水産高校・明野高校を見落とさない — 「漁業=水産高校」「農業=明野高校」の固定観念を外す
伊勢志摩の自然と文化を守り、訪れる人をもてなす。この仕事に誇りを持てる高校生を、地元の企業が育てていくことが、エリアの未来をつくります。
Written & Edited by
漆畑 智哉
株式会社ゆめスタ CCO / 教育コーディネーター
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データ出典:
- 三重労働局 職業安定部「最近の雇用情勢」(令和6年6月時点・ハローワーク伊勢管轄)— 三重労働局
※有効求人倍率は全年齢対象の数値です。高卒採用に特化したデータではありません。



