香川県建設業の高卒採用ガイド
瀬戸大橋インフラ需要と多度津高校土木科が主戦場
香川県の建設業は、瀬戸大橋・高松自動車道・地元市道のインフラ維持・更新需要を背景に、安定した採用枠を持つ業種です。製造業ほど大手集積はなく、地元中小建設会社・設備工事業者が主役のため、中小企業にとっては比較的勝負しやすい採用分野です。
建設業の高卒採用は多度津高校土木科・建築科、高松工芸建築科、坂出工業建築科が主要な人材源。土木科は今治造船グループが採らない学科なので、中小建設業の主戦場になります。
建設業の主要訪問校
多度津高校 土木科(多度津町)
香川県の土木技術者の主要供給源。海洋系学科が今治造船グループに行く一方、土木科は地元建設業・公共インフラ系企業への進路が一般的。瀬戸大橋関連の維持工事を担う中小建設会社はここを最優先に。
高松工芸 建築科(高松市)
県内最大の工業高校の建築科。設計事務所・建築工事業者・住宅メーカーへの進路が中心。中小工務店・地元建設会社にとって重要な訪問先です。
坂出工業 建築科(坂出市)
番の州大手は建築科への求人が少ないため、地元工務店・設計事務所が中心の進路。坂出・宇多津・丸亀の中小建設業の主要採用ルート。
多度津高校 建築科 / 観音寺総合 機械・電気科
多度津高校建築科は中讃の住宅・公共建築物への進路。観音寺総合の機械・電気科は設備工事・電気工事業者への有力な人材源です。
建設業の中小企業が打つべき手
「3K」イメージを乗り越えて若手を確保する
1. 「3K」イメージを職場見学で打ち消す
建設業は「きつい・汚い・危険」のイメージで敬遠されがち。職場見学で最新の安全装備・ICT 建機・ドローン測量などを見せると印象が変わります。「今の建設業は IT 化が進んでいる」を実物で証明する。
2. 資格取得支援を最大の福利厚生に
2 級建築施工管理技士・2 級土木施工管理技士・建設機械施工技士・玉掛け・小型移動式クレーン・電気工事士など、業務直結の資格を会社負担で支援。「資格を取れば手当が増える」仕組みは、18 歳に成長実感とお金の両方を提供します。
3. 「自分が作ったものが残る」を訴求
建設業の最大の魅力は、自分の仕事が街に残ること。「あの橋」「あの道路」「あの建物」を自分が作ったと言える仕事は、製造業のライン作業より誇りを感じやすい。地元の建築物・橋・道路を会社案内に組み込みます。
4. 「給与は下から上がる」を明示
建設業の初任給は他業種と同程度でも、5 年目・10 年目の年収カーブは高いのが特徴。施工管理技士などの資格を取れば 30 代で年収 500 万 〜 600 万に届く。「初任給ではなく 5 年後・10 年後の年収」で訴求すると刺さります。
5. 瀬戸大橋関連の維持・更新需要の安定性
瀬戸大橋は 1988 年完成。維持・補修工事が今後数十年継続的に発生します。「仕事が安定的にある」業界としての安心感は、保護者にも訴求できる強みです。
Written & Edited by
漆畑 智哉
株式会社ゆめスタ CCO / 教育コーディネーター
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