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職種ガイド

ウェディングプランナーという仕事

ふたりの「一生に一度」をつくる仕事

結婚式って、新郎新婦にとって人生で一番幸せな日のはず。その日を一緒に作り上げるのがウェディングプランナーの仕事。会場選びから演出、当日の進行まで——ふたりの「こうしたい」を全力で形にする。高卒からでも目指せる、やりがいの大きな仕事です。

ウェディングプランナーの仕事イラスト
案内する高校生

この仕事って何?

ウェディングプランナーは、結婚式を一から企画・提案し、当日まで新郎新婦をサポートするプロフェッショナルです。「結婚式を売る」のではなく「ふたりの物語をつくる」仕事です。

POINT 01

打ち合わせ — ふたりの「こうしたい」を引き出す

何度も打ち合わせを重ね、ふたりの出会いのエピソードや好きなもの、ゲストへの想いを聞き出します。常に5〜10組の新郎新婦を同時に担当します。

POINT 02

企画・提案 — 一生に一度の演出を考える

会場のコーディネート、料理、花、音楽、映像、衣装——すべてを組み合わせて「このふたりだけの結婚式」を提案します。トレンドを押さえながらも、オリジナリティが求められます。

POINT 03

当日の進行管理 — 裏方の司令塔

結婚式当日は、会場設営から進行管理、トラブル対応まで裏方としてフル稼働。新郎新婦が安心して笑顔でいられるよう、全体を見渡す力が必要です。

こんな人に向いてる

ウェディングプランナーは「結婚式が好き」なだけでは務まりません。でも、こんな人は向いています。

  • 人の話を聞くのが好き。相手の気持ちを汲み取れる
  • サプライズや企画を考えるのが楽しい
  • 細かいスケジュール管理が得意
  • 感動する場面で一緒に泣ける(感情を共有できる)
  • プレッシャーのかかる場面でも冷静でいられる
  • 土日出勤が苦にならない

実際に覗いてみよう!

虫眼鏡を持つ高校生

高卒で、なれるの?

ANSWER

なれます。ウェディングプランナーに特別な資格や学歴は必要ありません。プランナーとして働いている人の22.2%が「高卒で働いている人が多いと感じる」と回答しています。コミュニケーション力や人間性が最も重視される職種です。

POINT 01

ウェディングプランナーの平均年収は約397万円。未経験入社の場合、月給23万円程度からスタートし、経験を積むと月給30万円前後に。成果報酬型の会社では、担当件数や売上に応じてインセンティブが付きます。

POINT 02

宿泊業・飲食サービス業の高卒初任給は181,900円。業界水準としては低めですが、プランナー職は接客業の中では比較的高めの給与水準です。

POINT 03

「ブライダルプランナー検定」などの民間資格を在学中や入社前に取得しておくと、学歴のハンデをカバーできます。学歴や年齢による受験制限がないので、誰でもチャレンジ可能です。

なるためのルート

高卒 → 結婚式場・ホテルに就職

アシスタントや接客スタッフからスタートし、現場で経験を積んでプランナーに昇格するルート。実務で学びたい人向け。

高卒 → ブライダル専門学校(1〜2年)→ 式場に就職

ブライダルの基礎知識、接客マナー、企画力を体系的に学べる。在学中にブライダルプランナー検定の取得も可能。

接客経験を活かして転職

ホテルや飲食店での接客経験があれば、未経験でもプランナー職に応募できる。接客スキルは最大の武器。

ある1日の流れ

結婚式場で働くウェディングプランナーの「式がない平日」の1日を紹介します。土日祝は結婚式本番で全く別のスケジュールになります。

10:00

出勤・メール確認

担当している新郎新婦からの連絡を確認。衣装や料理の変更依頼、ゲスト人数の確定など。

10:30

社内ミーティング

今週末の結婚式の進行を他スタッフと確認。会場装飾、料理、音響——各部門との連携が命です。

11:00

打ち合わせ(1組目)

新郎新婦と2回目の打ち合わせ。前回のヒアリングをもとにした演出案を提案。「こんな結婚式はどうですか?」

13:00

昼休憩

次の打ち合わせの準備をしながらランチ。ブライダル雑誌やSNSで最新のトレンドをチェック。

14:00

見積・提案書作成

新規のお客さま向けの見積書を作成。プランの組み合わせで予算内に収まるよう調整します。

16:00

打ち合わせ(2組目)

挙式1ヶ月前の最終確認。席次表のチェック、BGM、サプライズ演出の段取りなど細部を詰めます。

18:00

事務作業・翌日準備

打ち合わせ内容の記録、発注業務、業者との連絡。担当カップルの情報を正確に管理します。

19:00

退社

式の前日は遅くなることも。でも、翌日に「ありがとう」と涙で言ってもらえる瞬間を思うと頑張れる。

※ 土日祝の式当日は朝7時出勤〜夜まで。平日と土日でスケジュールが大きく変わる仕事です。

身につくスキル

ウェディングプランナーとして働く中で身につくスキルを紹介します。

  • ヒアリング力 — お客さまの「本当にやりたいこと」を引き出す力。言葉にならない想いを形にする
  • 企画・提案力 — ゼロから結婚式のコンセプトを考え、具体的なプランとして提案する力
  • プロジェクト管理 — 数ヶ月にわたる準備を複数組同時に進行。スケジュール管理と優先順位づけが身につく
  • 交渉・調整力 — 花屋、カメラマン、音響、衣装——複数の業者と連携して一つの式を作り上げる力
  • プレゼンテーション力 — お客さまに「やりたい」と思ってもらえる提案の見せ方

キャリアステップ

ウェディングプランナーのキャリアは、経験を積むほど任される式の規模やランクが上がっていきます。独立して自分のプロデュース会社を立ち上げる人もいます。

STEP 01入社1〜2年目

アシスタント / 接客スタッフ

先輩プランナーのアシスタントとして打ち合わせに同席。会場案内や新規来館者の対応を担当します。

年収250〜300万円

STEP 023〜5年目

ウェディングプランナー(一人前)

自分の担当カップルを持ち、提案から当日まで一貫して担当。年間30〜50組の結婚式を手がけます。

年収350〜450万円

STEP 035〜10年目

チーフプランナー / マネージャー

チームを率いる立場。後輩の育成、式場全体の品質管理、VIP対応を担います。

年収450〜550万円

STEP 0410年目〜

支配人 / フリーランスプランナー

式場の経営に関わる道、独立してフリーのプロデューサーとして働く道。自分のブランドを作れる。

年収500〜700万円以上

この仕事のリアル

宿泊業・飲食サービス業の高卒3年以内離職率は65.1%

厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和3年3月卒業者)」

土日祝が基本的に仕事です。結婚式は土日に集中するため、友達や家族と休みが合いにくい。これが一番の離職理由です。

また、担当するカップルの数が多いため、打ち合わせ・発注・当日対応が重なる繁忙期は非常に忙しくなります。「人の幸せのために働く仕事」ですが、自分の時間を確保する力も大切です。

一方で、平日休みは病院や役所に行きやすい、旅行先が空いているなどのメリットもあります。結婚式の件数が減る閑散期(1月・8月)は比較的ゆったり。メリハリのある働き方です。

式場を選ぶときのチェックポイント

プランナー1人あたりの担当組数(多すぎるとパンクする。月4〜6組が適正と言われる)

プランナーの裁量(マニュアル通りか、自由に企画できるか。成長のスピードが変わる)

研修制度(未経験からの育成体制があるか)

有給取得率・離職率(公開している会社は改善意識がある)

じゃあ、どうすればいい?

求人票だけでは、その会社の本当の雰囲気はわかりません。だからこそ、自分の目で確かめることが大切です。

指さす高校生
1

応募前職場見学に行こう。
実際の職場の空気、働いている人の表情は、行かないとわからない。

2

会社のホームページを見てみよう。
高校生の目線に立った採用ページがあるか?動画や社員の声で雰囲気を伝えようとしているか?

3

求人票以外の情報を探そう。
SNS、ブログ、就活情報誌——求人票に載っていない情報を出している会社ほど、あなたに届けたい想いがある。

職場見学ガイドを見る

職場見学はまず先生に相談してみてください。
行きたい会社の見学ができなかった場合は、
先生を通じてゆめスタにご相談ください。
「ゆめマガで紹介してほしい」などのご相談も大歓迎です。できる限り力になります!

先輩たちの「やっててよかった」

ウェディングプランナーとして働く人たちの声を紹介します。

結婚式の最後に新婦が泣きながら「あなたに担当してもらえてよかった」と言ってくれた。あの言葉だけで1ヶ月の疲れが吹き飛ぶ。

ゼロから一緒に考えた演出で、ゲスト全員が笑顔になった瞬間。「この仕事でしか味わえない感動がある」と確信した。

数年後に「子どもが生まれました」と報告をもらうことがある。一生に一度の日に関われた誇りは、ずっと残る。

この仕事がある業界

ウェディングプランナーが活躍できる業界を見てみよう。

この記事のデータ出典

厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」

厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和3年3月卒業者)」

求人ボックス給料ナビ「ウェディングプランナーの仕事の年収・時給・給料(2025年)」

キャリアガーデン「高卒からウエディングプランナーになれる?」

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