長崎県の医療・介護・福祉 高卒採用ガイド
医療機器商社と離島の介護人材確保
長崎県の医療・福祉分野は、アイティーアイ(長崎市・売上1,125億円)と山下医科器械(佐世保市・売上615億円)という2大医療機器商社が存在する特異な構造を持ちます。医療・福祉の新規求人は令和7年3月時点で減少傾向ですが、高齢化が進む離島部では介護人材の確保が喫緊の課題です。
医療機器産業の採用
アイティーアイ(長崎市・売上1,125億円)
九州最大級の医療機器商社。医療機器の販売・メンテナンス・コンサルティングを手がけます。営業職・技術サポート職・物流職での高卒採用があり、入社後の医療系資格取得支援制度が充実しています。商業高校・工業高校(電気・電子情報)からの就職実績があります。
山下医科器械(佐世保市・売上615億円)
医療機器の卸売業。病院・クリニックへの医療機器導入支援が主力。物流・倉庫管理・事務職での高卒採用ニーズがあり、佐世保商業高校が主要な人材供給源です。
中小医療機器関連企業は、これら大手商社の取引先・関連企業として位置づけられているケースが多く、「大手商社のサプライチェーンの一翼を担う」というポジションで採用訴求できます。
介護分野の採用課題
離島の高齢化と介護人材不足
五島・壱岐・対馬の離島部は高齢化率が県平均を大きく上回っており、介護施設・訪問介護の需要が増加しています。しかし、離島で働く介護人材の確保は全国的にも最も困難な課題の1つです。地元出身者の確保と、本土からのU/Iターン者の受け入れの両方が必要です。
資格取得支援の重要性
高卒で介護業界に入る場合、介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)の取得費用を企業が負担することで、応募のハードルを下げられます。入社後に介護福祉士の国家資格取得を支援する制度(受験料・教材費・勉強時間の業務扱い等)も効果的です。
本土での介護人材確保
長崎市・佐世保市の本土でも介護人材は不足しています。「地元の高齢者を支える」「資格を取って将来は独立も可能」「離島出身の高齢者と話せる」など、長崎独自の文脈で訴求できると差別化になります。
Written & Edited by
漆畑 智哉
株式会社ゆめスタ CCO / 教育コーディネーター
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