長崎県のインターンシップ活用ガイド

造船所・半導体工場・観光施設での受け入れプログラム設計

高卒採用において、インターンシップ(職場見学・職場体験)は生徒が企業を知り、自分の適性を確認する重要な機会です。長崎県では49校にキャリアサポートスタッフが配置されており、インターンシップ先の選定にもスタッフが関与します。造船所のドック見学、半導体工場のクリーンルーム体験、観光施設でのおもてなし体験など、長崎県ならではのプログラムを設計しましょう。

1. 受け入れプログラム設計の5ステップ

1

目的の明確化

採用につなげるのか、業界理解を促すのか、目的によってプログラム内容が変わります。高卒採用のインターンシップは「この会社で働きたい」と思ってもらうことが最大の目的です。

2

プログラム内容の設計

座学だけでなく、実際に手を動かす体験を必ず入れましょう。造船なら溶接体験(シミュレーター)、半導体なら防塵服着用体験、観光なら接客ロールプレイなど、業界特有の体験が効果的です。

3

安全管理体制の整備

製造業・建設業は特に安全装備(ヘルメット・安全靴・保護メガネ)の準備が必須。作業エリアの危険箇所を事前に確認し、見学ルートを設定します。保険の加入も確認しましょう。

4

受入担当者の選定

高校生に年齢が近い若手社員をメンターとして配置すると、質問しやすい雰囲気が作れます。入社2〜3年目の高卒社員がいれば最適です。

5

振り返りとフォロー

インターンシップ最終日に振り返りの時間を設け、感想を聞きます。終了後はお礼状を学校に送付し、継続的な関係構築につなげます。

2. 業種別プログラム例

造船業(大島造船所・佐世保重工など)

  • ドック見学(建造中の船の迫力を体感)
  • 溶接シミュレーター体験
  • 設計図面の読み方講座
  • 若手社員との座談会(入社後のキャリアパス紹介)

半導体製造(ソニー・SUMCO・京セラなど)

  • クリーンルーム見学(防塵服着用体験)
  • ウェーハの検査工程見学
  • 品質管理の基礎講座
  • 工場の自動化設備のデモンストレーション

観光・サービス業(ハウステンボス・ホテルなど)

  • フロント業務の見学・接客ロールプレイ
  • レストランでの配膳体験
  • イベント企画のワークショップ
  • 外国人観光客対応の英語フレーズ講座

水産・食品加工

  • 水揚げ場・加工場の見学
  • 衛生管理(HACCP)の基礎講座
  • パッケージング作業の体験
  • 商品開発のアイデア出しワークショップ

3. 離島からの参加者への配慮

交通費の負担:五島・壱岐・対馬からの参加者はフェリー代や飛行機代が必要です。企業側で交通費を負担するか、国境離島雇用機会拡充事業の活用を検討しましょう。

宿泊先の手配:日帰りが困難な場合は、宿泊先の手配や宿泊費の補助を行います。社宅や寮がある場合は、実際に見学してもらう機会にもなります。

日程の柔軟性:フェリーの運航スケジュールに合わせた日程設定が必要です。悪天候による欠航も考慮し、予備日を設けておくと安心です。

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