【建設業向け】三重県の高卒採用ガイド
3Kイメージを壊し、地域を守る仕事として伝える方法
三重県の建設業は深刻な人手不足に直面しています。全国的に建設・採掘従事者の有効求人倍率は高水準で推移しており、三重県内でも北勢・中勢を中心にインフラ整備・防災工事の需要が堅調です。
しかし、高校生にとって建設業は「きつい・汚い・危険」の3Kイメージが根強く、求人票を出しても応募が来ない。さらに製造業の大手(Honda・キオクシア等)が同じ工業高校に求人を出すため、建設業は二重のハンデを抱えています。この記事では、3Kイメージを壊し、「地域を守る仕事」として高校生に選ばれるための具体策を解説します。
1. 建設業が直面する3つの採用課題
課題1: 3Kイメージの根深さ
「きつい・汚い・危険」に加え「暗い・休みがない」というイメージも。実際には安全管理が徹底された現場が大半で、ICT建機やBIM/CIMなどデジタル技術の導入も進んでいますが、高校生には「工場のほうがきれい」と比較されがちです。
課題2: 製造業の大手との競合
建設業と製造業は同じ工業高校の同じ学科(建築科・土木科以外にも機械科・電気科)から採用するため、Honda・キオクシアなどの大手製造業と直接競合します。知名度・初任給・福利厚生で製造業の大手に正面から勝つのは困難です。
課題3: 技能者の高齢化と技術伝承
全国的に建設業就業者の高齢化が進んでおり、三重県も例外ではありません。ベテラン職人が引退する前に若手を採用し、10年単位で育成しなければ技術が途絶えます。採用は欠員補充ではなく技術を次世代につなぐための投資です。
2. 建設業がアプローチすべき高校・学科
建設業にとって最も重要なのは建築科・都市工学科を持つ工業高校です。ただし、これらの学科は少人数のため、製造業からの求人も含めて多数の企業が殺到します。
四日市工業高校 — 建築科
県内最大の工業高校。建築科は製造業の大手と直接競合しにくい「建設業のための学科」。最優先で訪問すべき。
四日市中央工業 — 都市工学科
測量士補・2級土木施工管理技士のサポートあり。土木・建設系の即戦力候補を輩出。
伊勢工業 — 建築科
南勢エリアの建設業にとっての重要ターゲット。地元志向が強い生徒が多い。
津工業 — 建設科
中勢エリアの建設業への人材供給源。津市の公共工事を担う地元建設会社との結びつきが強い。
建築科以外からの採用も視野に
建設業は建築科・土木科だけがターゲットではありません。電気科(電気工事士取得者)、機械科(重機オペレーター候補)、普通科(現場管理・事務)からの採用も有効です。特に普通科の就職希望者は大手製造業が手薄なため、中小の建設会社にとってのブルーオーシャンです。
3. 建設業が高校生を採る具体策
1. 「新3K」で求人票を書き換える
旧3K(きつい・汚い・危険)を覆す「新3K」を求人票で前面に。
- •給料が良い — 資格手当で収入アップのロードマップを明示
- •休暇が取れる — 週休2日制の導入状況や年間休日数を具体的に
- •希望が持てる — 資格取得支援とキャリアパスを明示
さらに「ICT建機操作」「BIM/CIM活用」「ドローン測量」などデジタル技術を求人票に明記し、「古い仕事」のイメージを払拭しましょう。
2. 現場見学で「安全で面白い仕事」を体験させる
見るだけの見学はNG。安全装備を着けて現場に入り、ドローン操作や測量体験、ハーネス装着体験など「やってみる」要素をセットにする。三重県建設業協会と県が共催する「高校生建設現場見学会」にも参加して、業界全体で若者に接点を持つ活動に加わりましょう。
3. 資格取得のロードマップを見せる
建設業は資格が「稼ぐ力」に直結します。入社後に取得できる資格と、それが収入にどう反映されるかを具体的に提示しましょう。
玉掛け・小型移動式クレーン
現場に出るための基礎資格
2級施工管理技士補
在学中に取得済みの生徒も。まだの場合は会社が支援
2級→1級施工管理技士
取得で現場代理人として独り立ち。収入アップの大きな転機
4. 「地域を守る仕事」として語る
「この道路を作ったのはうちの会社」「台風の後に復旧工事をしたのはこの現場」——建設業は地域のインフラと安全を支える仕事です。高校生にとって「自分の暮らす街を自分が守る」という実感は、製造業にはない独自のやりがいです。求人票の「事業所からのメッセージ」欄に具体的な施工実績を書きましょう。
5. 保護者の「危ない」を解消する
建設業の保護者対策は「安全」がカギ。安全管理体制(毎朝のKYミーティング・ヘルメット・ハーネス・安全教育)を保護者説明会で実物を見せながら説明する。「労災件数○年連続ゼロ」などの実績があれば最強のアピール材料です。
保護者対策の詳細は オヤカク完全マニュアル をご覧ください。
4. 三重県の担い手確保支援を活用する
三重県は「建設産業活性化プラン2024」(令和6〜令和9年度)に基づき、建設業の担い手確保を積極的に支援しています。
担い手確保支援チームの活動
県土整備部の若手職員で構成されたチームが、建設業界と連携して高校への出前授業を実施しています。桑名西高校、三重高校、飯南高校等での実績があります。Instagramでの建設業の魅力発信も行っており、自社単独では難しい認知向上を行政と一緒に進めることが可能です。
三重県建設業協会の高校生向けイベント
各支部と県が共催で「高校生建設現場見学会」を開催しています。ハーネス体験・鉄筋組み立て体験など実践型のプログラムで、個社では難しい大規模な接点づくりができます。自社単独の採用活動に加えて、こうした業界団体の活動にも積極的に参加しましょう。
採用に使える補助金・助成金の全体像は 採用支援制度・補助金ガイド で解説しています。
まとめ
- 1.「新3K」で求人票を書く — 給料・休暇・希望+デジタル技術で古いイメージを壊す
- 2.建築科・都市工学科に集中アプローチ — 四日市工業(建築科)・四日市中央工業(都市工学科)が最重要
- 3.資格取得のロードマップを見せる — 「入社○年で○○の資格が取れる」を具体的に
- 4.「地域を守る仕事」として語る — 製造業にはないやりがいを伝える
- 5.行政の担い手確保事業に乗る — 三重県建設産業活性化プラン・建設業協会の活動を活用
Written & Edited by
漆畑 智哉
株式会社ゆめスタ CCO / 教育コーディネーター
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