何を書けばいいの?
全国高等学校統一応募用紙の書き方。 1つずつ、一緒に見ていきましょう。

どの履歴書を使うの?
高卒就職では、使う履歴書が決まっています。コンビニや文房具店で売っている履歴書は使えません。
全国高等学校統一応募用紙
文部科学省・厚生労働省・全国高等学校長協会が定めた、高校生専用の履歴書です。 全国どの企業に応募するときも、この用紙を使います。
先生からもらえます。自分で買う必要はありません。 「履歴書ください」と先生に言ってください。
令和7年度から新しくなった
令和8年3月に卒業する人から、新しい様式が使われています。主な変更点は以下の通りです。
性別欄がなくなった
趣味・特技欄がなくなった
「志望の動機」が「志望の動機・アピールポイント等」に変わった
「学歴・職歴」が「在籍校」と「職歴」に分かれた
先生がくれる用紙が最新版です。インターネットで古い様式をダウンロードして使わないでください。
応募書類って何を出すの?
企業に送る書類は2つあります。でも、自分で書くのは1つだけです。
履歴書(全国高等学校統一応募用紙)
氏名、住所、在籍校、資格、志望動機などを自分の手で書きます。
調査書
成績や出席状況、先生からの推薦コメントが書かれた書類です。学校が作成するので、自分で中身を見ることはできません。
提出は先生がやってくれる
書いた履歴書は先生に渡します。先生が調査書と一緒にまとめて、企業に送ってくれます。自分で企業に送る必要はありません。
応募書類の提出開始は9月5日からです。先生から「いつまでに書いて」と期限を伝えられるので、遅れないようにしましょう。
高卒就職では書類選考はありません。履歴書を出した人は全員、面接を受けることができます。だから履歴書は「落とすための書類」ではなく、面接で話す内容の土台になるものです。
書く前に準備するもの
いきなり書き始めないでください。まず、以下のものを用意しましょう。
黒インクのボールペン
鉛筆、シャープペンシル、消せるボールペン(フリクションなど)は使えません。黒のボールペンだけです。
下書き用のコピー
先生からもらった用紙をコピーして、まず下書きを書きます。いきなり本番に書かないでください。下書きを先生に見てもらってから清書しましょう。
証明写真
縦40mm×横30mm。写真館や証明写真機で撮影します。制服を着て、正面を向いた上半身の写真です。
住民票の住所
住所は住民票の通りに正確に書く必要があります。親に確認しておきましょう。
資格・検定の正式名称
持っている資格があれば、正式名称と取得年月を確認しておきます。
1つずつ書いていこう
履歴書の欄を、上から順番に見ていきます。一気に全部書こうとしなくて大丈夫です。
日付
履歴書を提出する日の日付を書きます。先生に提出する日、もしくは先生から指示された日付を書いてください。西暦ではなく「令和◯年」で書くのが一般的です。
氏名・ふりがな
戸籍に登録されている正式な漢字で書きます。名前は大きく、はっきりと書いてください。「ふりがな」と書いてあればひらがなで、「フリガナ」と書いてあればカタカナで書きます。姓と名の間は少しスペースを空けると読みやすくなります。
住所
住民票に書いてある通りに、省略せずに正確に書きます。「1-2-3」のように省略せず、「一丁目二番地三号」のように書くのが正式です。マンション名や部屋番号も省略しません。
住民票の住所がわからない場合は、親に確認してください。
連絡先
自宅の住所と異なる場合に記入します。同じ場合は「同上」と書きます。電話番号は日中連絡がつく番号を書きます。
写真
縦40mm×横30mmの証明写真を貼ります。3ヶ月以内に撮影したもので、正面を向いた上半身の写真を使います。制服を着て、背景は無地のものが基本です。写真の裏に学校名と氏名を書いてから貼ってください。
プリクラやスナップ写真は使えません。写真館や証明写真機で撮影してください。髪は顔にかからないように整え、清潔感のある印象を心がけましょう。
在籍校
自分の高校の正式名称を書きます。「◯◯高校」ではなく「◯◯県立◯◯高等学校」のように、略さずに書きます。入学年月と卒業見込みの年月も記入します。
正式名称がわからない場合は、先生に確認してください。学校の正式名称は、意外と長い場合があります。
資格等
持っている資格や検定を、取得した順番に書きます。正式名称で書いてください。たとえば「英検2級」ではなく「実用英語技能検定2級」、「漢検」ではなく「日本漢字能力検定」です。資格がない場合は空欄のままで構いません。
部活動の大会実績や、ボランティア活動の経験なども書ける場合があります。何を書くか迷ったら先生に相談してください。
志望の動機・アピールポイント等
履歴書の中で一番大事な欄です。「なぜこの会社を選んだのか」「この会社でどんな仕事がしたいのか」を、自分の言葉で書きます。次のセクションで詳しく解説します。
志望動機、どう書く?
「志望の動機・アピールポイント等」は、履歴書の中で一番大事な欄です。企業の人が一番じっくり読むところです。でも難しく考えなくて大丈夫です。
3つのことを書く
なぜこの会社を選んだのか
求人票のどこに魅力を感じたか。職場見学で何を感じたか。「ここで働きたい」と思った理由を書きます。
この会社でどんな仕事がしたいか
入社したらどんな仕事に取り組みたいか。将来どうなりたいか。具体的であるほど伝わります。
自分の強みやアピールポイント
部活動、委員会活動、アルバイト、資格取得など、頑張ったことや身についた力を書きます。
職場見学で感じたことを使おう
職場見学は、志望動機を書くための最高の材料になります。
「職場見学で◯◯を見て、◯◯と感じました」
「先輩社員の方の◯◯というお話が印象に残りました」
「実際に現場を見て、自分もここで◯◯をしたいと思いました」
自分が実際に見て、聞いて、感じたことは、あなたにしか書けない志望動機になります。
文字数は200〜300字くらいが目安です。欄を埋めようとして無理に長く書く必要はありません。短くても、自分の言葉で具体的に書いてあるほうが伝わります。
間違えたらどうする?
書いている途中で間違えてしまっても、大丈夫です。
二重線を引いて訂正印を押す
間違えた箇所に定規で二重線を引き、その上に訂正印(認印)を押します。正しい内容を近くに書きます。
1〜2箇所の訂正であれば、この方法で問題ありません。
3箇所以上は書き直す
訂正が多いと読みにくくなります。3箇所以上間違えた場合は、新しい用紙をもらって最初から書き直しましょう。先生に「もう1枚ください」と言えば大丈夫です。
修正液・修正テープは使わない
修正液や修正テープで消すのはNGです。用紙に凹凸ができて目立ちますし、「丁寧に書いていない」と思われてしまいます。
だから、いきなり本番に書かないでください。コピーに下書きをして、先生にチェックしてもらってから清書する。これが一番確実です。

完璧じゃなくていい
履歴書を書くのは、多くの人にとって「初めて自分のことを紙に書く」経験です。何を書けばいいかわからなくて当然です。
上手に書くことより、正直に書くことのほうが大事です。ネットで見つけた例文をそのまま写しても、面接で聞かれたときに自分の言葉で話せません。
完璧な志望動機を書ける高校生はいません。企業の人もそれをわかっています。あなたの言葉で、あなたが感じたことを書いてください。
書けなくて困ったら、先生に相談してください。先生は何百人もの履歴書を見てきています。一緒に考えてくれます。
この記事のデータ出典
文部科学省「新規高等学校卒業者及び新規中学校卒業者の採用選考に係る応募書類の様式の一部改定について」(令和7年2月)
厚生労働省「全国高等学校統一応募用紙(履歴書)様式」
キャリア教育支援協議会「履歴書の書き方」
ハリケンナビ「履歴書の書き方」
さんぽう進学ネット「高卒求人票の見方・履歴書の書き方」





