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職種ガイド

重機オペレーターという仕事

大地を動かす、巨大マシンの操縦者

ショベルカーで地面を掘る。クレーンで鉄骨を吊り上げる。ブルドーザーで地面をならす。数十トンの巨大な機械を自分の手足のように操る——それが重機オペレーター。道路も橋もビルも、この仕事から始まる。

重機オペレーターの仕事イラスト
案内する高校生

この仕事って何?

重機オペレーターとは、建設現場や土木工事で使われる大型の建設機械を操縦する専門職です。人の手では不可能な規模の作業を、機械を通じて実現する「手」の役割を担います。

POINT 01

掘削 — 地面を掘って基礎をつくる

バックホー(ショベルカー)で地面を掘り、建物の基礎や水道管を通すための溝をつくります。建設工事の最初に行う作業。

POINT 02

揚重 — 重いものを吊り上げる

クレーンで鉄骨や資材を地上から数十メートルの高さまで運ぶ。ミリ単位の精度が求められる繊細な操作。

POINT 03

整地 — 地面をならして整える

ブルドーザーやローラーで地面を平らにし、道路や駐車場の下地をつくる。仕上がりの美しさが腕の見せどころ。

こんな人に向いてる

  • 機械や乗り物が好きな人。巨大な機械を自分の手足のように操る仕事
  • 集中力がある人。操縦中は周囲の安全に常に気を配る必要がある
  • 一人で黙々と作業するのが好きな人。操縦席での作業が中心
  • 免許・資格を取ってスキルアップしたい人。免許の種類で仕事の幅が広がる
  • 大きな仕事をしたい人。道路や橋をつくるスケール感は他にない

実際に覗いてみよう!

虫眼鏡を持つ高校生

高卒で、なれるの?

ANSWER

なれます。18歳から免許が取れ、未経験OKの求人が多い仕事です。

POINT 01

重機オペレーターの平均年収は 453万円(求人ボックス給料ナビ)。操縦できる重機の種類が増えるほど、年収も上がるシンプルな世界です。

POINT 02

車両系建設機械の運転技能講習は 18歳 から受講可能。数日間の講習で取得でき、高校卒業後すぐに現場で活躍できます。

POINT 03

建設業の高卒初任給は 182,700円。さらに資格手当が上乗せされるのが一般的です。

なるためのルート

工業高校(土木科・建設機械科)→ 土木会社

最も直結するルート。在学中に小型車両系建設機械の特別教育を受けられる学校もある。

普通科 → 建設会社(未経験歓迎)

入社後に会社負担で免許を取得させてくれるところが多い。人手不足で未経験者の採用に積極的。

普通科 → 建機レンタル会社

重機のメンテナンスと操縦の両方を経験できる。幅広い機種に触れられるのが魅力。

ある1日の流れ

土木工事現場で働くショベルカーオペレーター、3年目のある1日を紹介します。

7:30

現場到着・始業前点検

重機のエンジンオイル、油圧、ブレーキを点検。異常がないか確認してからエンジンをかける

8:00

朝礼・打ち合わせ

安全確認の後、玉掛け作業員と無線の周波数や合図を打ち合わせ。今日の掘削範囲を確認

8:30

掘削作業開始

図面通りの深さ・幅で地面を掘る。地中に埋設管がないか慎重に確認しながら進める

10:00

午前休憩

集中力を使う仕事なので、休憩は重要。コックピットから降りて体を伸ばす

10:30

作業再開

掘った土をダンプトラックに積み込む作業。リズムよく、かつ正確に

12:00

昼食休憩

重機から降りて仲間とお弁当。午後の作業内容を確認

13:00

午後作業

午前に掘った場所に砕石を敷き、ローラーで転圧。天候の変化にも注意を払う

15:00

午後休憩

午後の疲れが出やすい時間。15分の休憩で安全を確保

16:30

作業終了・重機整備

重機のバケットを地面に下ろし、エンジン停止。周囲を清掃して翌日に備える

17:00

退社

日没前に作業終了が基本。定時に帰れる日が多い

※ 天候に左右される仕事です。大雨や強風の日は作業中止になることもあります

身につくスキル

重機オペレーターで身につく「操縦技術」は、建設業のどの現場でも必要とされる希少なスキルです。

  • 重機操縦技術 — バックホー、クレーン、ブルドーザーなど。機種が増えるほど仕事の幅が広がる
  • 空間認識力 — 重機の大きさを感覚で把握し、ミリ単位の操作を行う力
  • 安全管理 — 周囲の作業員や埋設物を常に意識する安全感覚
  • 整備・点検スキル — 重機の日常点検やトラブルの初期対応ができる力
  • 免許・資格 — 車両系建設機械運転技能講習、移動式クレーン運転士、大型特殊自動車免許など

キャリアステップ

重機オペレーターのキャリアは「操縦できる機種の数」で広がっていきます。最初はショベルカーから始まり、クレーン、ブルドーザー、高所作業車と免許を増やすほど現場で重宝されます。

年功序列よりも 資格と腕 がものを言う世界。若くても技術があれば高い日給が得られます。

STEP 01入社1-2年

小型重機・先輩の補助

まずは小型のバックホーで基本操作を覚える。先輩の作業を見て現場の流れを学ぶ。

月収19〜23万円

STEP 023-5年

中型重機を任される

現場で主力オペレーターとして活躍。車両系建設機械の技能講習を複数取得。

月収25〜30万円

STEP 035-10年

大型重機・クレーン

大型ショベルやクレーンを操縦。現場の段取りも任される。移動式クレーン運転士免許取得。

月収30〜40万円

STEP 0410年〜

職長・技術指導者

後輩の指導や現場全体の重機配置を管理。独立して個人事業主になる人も。

月収35〜50万円

この仕事のリアル

建設業の高卒3年以内離職率は 42.4%。ただし重機オペレーターは操縦席での作業が中心のため、体力的な負担は他の建設職種より軽い傾向があります。

厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況」令和3年3月卒

重機オペレーターの大変さは 安全に対する責任の重さです。数十トンの機械を動かすため、操作ミスは周囲の作業員の命に関わります。常に緊張感を持って作業する必要があります。

天候に左右される仕事です。雨で地盤が緩むと作業中止。暑さ・寒さの中での長時間の操縦は体に負担がかかります。

一方で、定時に帰れる日が多いのも特徴。日没後の重機操縦は危険なため、基本的に夕方には作業終了です。

会社を選ぶときの見極めポイント

入社後に免許取得費用を会社が負担してくれるか

扱う重機の種類(ショベル・クレーン・ブルドーザーで仕事内容が違う)

土木工事か建築工事か(現場の規模や雰囲気が異なる)

日給制か月給制か。天候不良時の給与保証があるか

じゃあ、どうすればいい?

求人票だけでは、その会社の本当の雰囲気はわかりません。だからこそ、自分の目で確かめることが大切です。

指さす高校生
1

応募前職場見学に行こう。
実際の職場の空気、働いている人の表情は、行かないとわからない。

2

会社のホームページを見てみよう。
高校生の目線に立った採用ページがあるか?動画や社員の声で雰囲気を伝えようとしているか?

3

求人票以外の情報を探そう。
SNS、ブログ、就活情報誌——求人票に載っていない情報を出している会社ほど、あなたに届けたい想いがある。

職場見学ガイドを見る

職場見学はまず先生に相談してみてください。
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先生を通じてゆめスタにご相談ください。
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先輩たちの「やっててよかった」

自分の手で大地を動かす。道路も橋もビルも、ここから始まる。

数十トンの機械を自在に操る感覚。人の力では絶対にできない規模の作業を、自分の操作で実現する圧倒的なスケール感。

キャリアガーデン「重機オペレーターのやりがい」

更地だった場所が道路になり、建物が建つ。目に見える形で成果が残る仕事。通るたびに「これは自分がつくった」と言える。

キャリアガーデン「重機オペレーターのやりがい」

災害復旧の現場で、被災地の復旧作業に参加したとき。近隣の住民から直接「ありがとう」と感謝される瞬間。

キャリアガーデン「重機オペレーターのやりがい」

この仕事がある業界

重機オペレーターが活躍できる業界を見てみよう。

この記事のデータ出典

求人ボックス給料ナビ「重機オペレーターの仕事の年収・時給・給料」

厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」(建設業高卒初任給)

厚生労働省「新規学卒就職者の離職状況(令和3年3月卒業者)」

キャリアガーデン「重機オペレーターの1日のスケジュール」

キャリアガーデン「重機オペレーターのやりがい・楽しさ・魅力」

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