【津・松阪】中勢エリアの高卒採用ガイド
県庁所在地の安定性と松阪ブランドを活かす採用戦略
三重県の県庁所在地である津市と、「松阪牛」で全国に名を馳せる松阪市を中心とする中勢エリア。北勢のような超大手企業の集積はありませんが、行政・金融・医療・食品製造が安定した採用市場を形成しています。
津エリアの有効求人倍率は1.22倍、松阪エリアは1.03倍(令和6年6月時点)。北勢ほどの激戦ではないものの、「待っていれば来る」時代は終わっています。特に津工業・松阪工業への求人は多く、中小企業は学校訪問の質で勝負する必要があります。
1. 津市と松阪市 — 2つの市の産業特性
津市(有効求人倍率 1.22倍)
三重県の行政中心地。県庁・官公庁・金融機関の本店・大手企業の支店機能が集中。サービス業・医療福祉の求人が多い。
採用の特徴: 公務員志望の高校生も多いが、民間就職希望者に対しては「安定した企業」への信頼感が重視される。県庁所在地ならではの「利便性」「治安の良さ」をアピールできる。
松阪市(有効求人倍率 1.03倍)
「松阪牛」に代表される食品産業、歴史ある商店街、松阪中核工業団地の製造拠点が共存。職人気質の企業・老舗企業が多い。
採用の特徴: 地元志向が非常に強い。「松阪で一生働ける」という安心感が保護者にも響く。食品・食関連の就職では相可高校が重要なパイプライン。
出典: 三重労働局 職業安定部「最近の雇用情勢」(令和6年6月時点・ハローワーク津/松阪管轄)
2. 中勢エリアの訪問すべき高校
中勢エリアには特色ある専門高校が多く、自社の業種に合った学校を選定することが重要です。
津エリア
| 学校名 | 学科 | 採用のポイント |
|---|---|---|
| 津工業 | 機械・電気・建設・電子 | 中勢エリアの製造業・建設業への人材供給源。地元志向の生徒が多い |
| 津商業 | 情報処理・ビジネス | ITスキルを持つ生徒が多い。事務職・IT関連の採用に有効 |
| みえ夢学園高校 | 総合学科(多部制単位制) | 多様な進路選択。就職希望者も多い。大手が訪問しない学校の一つ |
製造業・建設業の人材供給源。地元志向が強い
ITスキルあり。事務・IT採用に有効
就職希望者も多い。大手が手薄
松阪エリア
| 学校名 | 学科 | 採用のポイント |
|---|---|---|
| 松阪工業 | 機械・電気・自動車・繊維デザイン | 繊維デザイン科は県内唯一。松阪・多気エリアの製造業に強い |
| 松阪商業 | 情報ビジネス・国際教養 | 地元企業への事務・販売職就職に強い |
| 相可高校 | 生産経済・食物調理・普通 | 「高校生レストラン」で有名。食品・飲食業は最優先で訪問すべき |
| 飯南高校 | 総合学科 | 地域密着型。地元就職志向が強い生徒が多い |
繊維デザイン科は県内唯一。松阪の製造業に強い
事務・販売職就職に強い
「高校生レストラン」で有名。食品・飲食は最優先
地域密着。地元就職志向が強い
相可高校は「食」の企業なら必ず訪問
相可高校の食物調理科は全国的に有名で、TV番組「高校生レストラン」のモデルにもなりました。食品製造・飲食サービス・ホテル調理など食関連の企業にとっては、三重県内で最も価値の高いターゲット校です。ただし県外からの引き合いもあるため、早い段階から先生との関係構築を始めることが重要です。
3. 中勢エリアで高卒採用を成功させるポイント
1. 県庁所在地の安定感を武器にする(津市)
津市の企業であれば、「県庁所在地で働く安定感」「津駅・主要国道へのアクセス」「安心できる生活環境」をアピールしましょう。保護者は「長く安心して働ける環境」を重視するため、行政機能が集まるエリアの利便性と治安の良さは強力な武器になります。
2. 「松阪ブランド」を求人票に活かす(松阪市)
求人票の「事業所からのメッセージ」欄に、「松阪牛のブランドを守る仕事」「松阪のインフラを支える仕事」など地域の誇りを刺激する言葉を盛り込みましょう。地元愛の強い生徒と保護者に響きます。
3. 交通アクセスの具体的な訴求
中勢エリアは車社会ですが、高校生は入社時点では免許がありません。「津駅からバスで○分」「松阪駅から送迎バスあり」「マイカー通勤時の駐車場完備(卒業後)」など、通勤手段の明確化は求人票で最初に見られるポイントの一つです。
4. 工業・商業高校への重点アプローチ
普通科高校は大学進学が主流です。採用の確度を高めるなら、津工業・松阪工業・津商業・松阪商業へのアプローチを最優先にしてください。7月の求人票公開直後の学校訪問は、進路指導主事との関係を作る絶好の機会です。
学校訪問の具体的な手順は 学校訪問完全マニュアル をご覧ください。
4. 中勢エリアの採用支援窓口
ハローワーク津
津市島崎町327-1 / TEL: 059-228-9161
津市エリアの求人受理、高卒求人の相談
ハローワーク松阪
松阪市高町493-6 / TEL: 0598-51-0860
松阪市、多気郡エリアの求人受理
よくある質問
Q:中勢エリアは北勢エリアより採用しやすいですか?
A:北勢エリアほどの大手企業集積はないため、中小企業にとっては比較的チャンスがあります。ただし津工業・松阪工業には多くの企業が訪問するため、学校訪問の質と早さが勝負を分けます。また、近鉄で名古屋圏にもアクセスできるため、愛知への流出リスクもゼロではありません。
Q:相可高校の食物調理科から採用できますか?
A:はい。相可高校は「高校生レストラン」で全国的に有名な食物調理科を持っています。食品製造・飲食サービス業にとっては最優先で訪問すべき学校です。ただし知名度が高いため県外からの引き合いもあり、早期の関係構築が必要です。
まとめ
中勢エリアは北勢ほどの超大手競合はないものの、有効求人倍率が1.0倍を超えている以上、「待っていれば来る」時代は終わりました。
- 1.ターゲット校を絞る — 自社の職種にマッチする工業・商業・専門高校を選定する
- 2.「地域×仕事」の魅力を言語化する — 津や松阪で働く意義を求人票に具体的に書く
- 3.7月1日に動く — 求人票の提出と学校訪問をスケジュール通りに実行する
県庁所在地の利便性と松阪のブランド力を味方につけ、地元で長く働きたい高校生を確実に採用しましょう。
Written & Edited by
漆畑 智哉
株式会社ゆめスタ CCO / 教育コーディネーター
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データ出典:
- 三重労働局 職業安定部「最近の雇用情勢」(令和6年6月時点・ハローワーク津/松阪管轄)— 三重労働局
※有効求人倍率は全年齢対象の数値です。高卒採用に特化したデータではありません。



