高知県の高校生数推移と2030年予測
65万人割れの人口減少が高卒採用市場に与える影響
高知県の人口は2025年4月に64.8万人となり、65万人の大台を割り込んで過去最少を記録しました。年間1万1,279人のペースで人口が減り、出生数は3,132人と過去最低水準。0-14歳人口は68,775人しかおらず、これが今後15年間で高校に入学し、就職市場に出てくる人材の「上限」です。高校卒業後は進学・就職合わせて7割超が県外に流出するため、県内企業にとっての高卒人材プールは極めて小さくなっています。本記事では、人口減少の実態データを整理し、2030年に向けた高卒採用市場の変化を予測します。
1. 高知県の人口減少の実態
高知県の人口減少は「自然減」(出生数より死亡数が多い)と「社会減」(転出者が転入者を上回る)の二重構造で進行しています。特に自然減が年間8,685人に達しており、社会減と合わせて年間1万人超のペースで縮小しています。
| 項目 | 数値 | 備考 |
|---|---|---|
| 総人口 | 64.8万人 | 2025年4月・過去最少 |
| 年間減少数 | -11,279人 | 自然減+社会減の合計 |
| 自然減 | -8,685人 | 出生数3,132人 vs 死亡数11,817人(推計) |
| 出生数 | 3,132人 | 過去最低水準 |
| 0-14歳人口 | 68,775人 | 総人口の約10.6% |
| 20代転出超過 | -2,002人 | 進学・就職で県外へ |
出典:日本経済新聞 2025年4月報道、高知県 若年人口増加検討会資料
65万人割れの衝撃
年間出生数3,132人
この子どもたちが高校を卒業するのは2040年代
今年生まれた子が高卒就職するまで18年。その間に県人口はさらに減少し続けます。
2. 若年層の県外流出と高卒採用への影響
高知県の高校卒業者のうち、進学で54.5%、就職で19.3%が県外に出ており、合計で7割超が地元を離れます。これは四国4県でも最も高い流出率です。
高校卒業後の進路と流出先
| 進路区分 | 県外流出率 | 主な流出先 |
|---|---|---|
| 進学(大学・短大・専門学校) | 54.5%が県外 | 大阪・東京・愛媛・香川の大学等 |
| 就職 | 19.3%が県外 | 大阪・愛知・東京の製造業・サービス業 |
| 県内残留 | 約30% | 県内企業・公務員・家業継承 |
出典:高知県 若年人口増加検討会資料
Uターンの可能性
県外に出た若者のうち、Uターンを希望する人の62.1%が「条件に合う仕事の確保」を最重要条件に挙げています(高知県若年人口増加検討会資料)。つまり、県外に出た高校生が将来戻ってくるかどうかは、県内企業が魅力的な雇用条件を提示できるかにかかっています。高卒で県外に出た人材を数年後にUターン採用するルートも含めた長期戦略が有効です。
3. 2030年の高知県:人口と高校生数の予測
現在の人口減少トレンド(年間約1.1万人減)が続く場合、2030年の高知県を以下のように推計できます。
※ 以下の予測値は国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」等に基づく推計であり、確定値ではありません。
| 項目 | 2025年(実績) | 2030年(推計) | 増減 |
|---|---|---|---|
| 県人口 | 64.8万人 | 約58万人 | ▼約10.5% |
| 0-14歳人口 | 68,775人 | 約55,000人 | ▼約20% |
| 年間出生数 | 3,132人 | 約2,500人 | ▼約20% |
| 高卒就職希望者数 | 推計約2,000人 | 約1,600人 | ▼約20% |
| 高卒求人倍率 | 2.63倍 | 約3.2〜3.5倍 | 大幅上昇 |
※ 高卒就職希望者数は卒業者数・就職希望率・県内残留率からの推計。実績値ではありません。
2030年の高卒採用市場
県内就職希望者は約1,600人へ減少
今より「さらに選ばれる企業」でなければ採用できない時代
4. 少子化が高知県の高卒採用に与える3つの影響
影響1:県内高校の統廃合が加速する
0-14歳人口68,775人という数字は、今後15年間で高校に入学する生徒数の上限です。出生数が3,132人/年というペースが続けば、1学年あたりの生徒数は減り続け、定員割れする高校の統廃合が避けられません。これまで「地元の○○高校から毎年採用していた」パイプラインが消える可能性があり、複数高校・広域での学校営業に切り替える必要が出てきます。
影響2:大手企業の高卒採用枠拡大
大学新卒の採用が困難になる中、全国的に大手企業が高卒採用枠を拡大する傾向にあります。高知県内でも、四国電力グループ・JA高知・地方銀行など知名度の高い組織が高卒枠を維持・拡大しており、中小企業は認知度・待遇面で不利な状況に置かれます。
影響3:「就職」以前に「県内残留」が最大の課題
高知県の場合、少子化そのものに加えて「県外流出率7割超」という問題が重なります。高校生数が減るだけでなく、残った高校生の多くが県外に出てしまうため、県内就職市場に出てくる母数は二重に縮小します。企業にとっては「高校生を採用する」以前に「高校生に高知で働くことを選んでもらう」というハードルがあるのです。
5. 2030年に向けて企業が今始めるべき5つの対策
高校1・2年生への早期アプローチ
職場見学・出前授業・インターンシップで「高知で働く魅力」を体感させる。県外流出を「進路選択の前」に食い止めることが最も効果的です。
保護者向け情報発信の強化
高知県では保護者が子どもの県外進学・就職を後押しするケースが多い。企業のWebサイト・パンフレットに「保護者向けページ」を設け、安定性・キャリアパスを可視化しましょう。
Uターン受け皿としてのブランディング
Uターン希望者の62.1%が「条件に合う仕事」を求めています。高卒で県外に出た人材を3-5年後に呼び戻すキャリア採用枠の設計も中長期戦略として有効です。
定着率の向上が最強の採用施策
先輩社員が長く働いていれば、後輩の高校生にとって最大のPRになります。メンター制度・資格取得支援・キャリアパスの明示で「入社後も安心」を示しましょう。
複数高校・広域での学校関係構築
統廃合で特定高校に依存できなくなる前に、高知市内だけでなく物部川・仁淀川・幡多エリアの高校にも関係を広げておくことがリスクヘッジになります。
6. よくある質問
Q. 高知県の人口は現在何万人ですか?
A. 2025年4月時点で64.8万人です。65万人を割り込み過去最少を記録しました。年間約1万1,279人ペースで減少しています。
Q. 高知県の出生数はどのくらいですか?
A. 年間3,132人で過去最低水準です。自然減(出生-死亡)は年間-8,685人に達しています。
Q. 高知県の若者はなぜ県外に出るのですか?
A. 進学先(大学・専門学校)が県外に多いこと、県外企業の方が待遇条件が良いこと、「都市部で暮らしたい」という志向が主な理由です。Uターン希望者の62.1%は「条件に合う仕事」があれば戻りたいと回答しています。
Q. 2030年に高知県の高校生は何人になりますか?
A. 0-14歳人口68,775人と出生数3,132人/年の推移から推計すると、2030年の高校生数は現在より約15-20%減少する見通しです。高卒就職市場に出てくる人材はさらに少なくなります。
7. まとめ|高知県の高卒採用市場を勝ち抜くために
高知県の人口減少は数字で見ると明白です。
- 人口64.8万人(65万人割れ・過去最少):年間1.1万人のペースで減少が続く。回復の見通しは立っていない。
- 出生数3,132人(過去最低水準):この子どもたちが高校を卒業するのは2040年代。その頃の高卒就職者数は今の半分以下になる可能性がある。
- 県外流出率7割超:少子化と流出の二重構造により、県内就職市場の母数は加速度的に縮小している。
「今年は応募が来なかった」という声は、もはや景気や運の問題ではなく構造的な変化の表れです。2030年に向けて、学校との関係構築・保護者への情報発信・Uターン受け皿としてのブランディングを今から始める企業だけが、高知県の高卒採用市場を勝ち抜くことができます。
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データ出典:
- 日本経済新聞 2025年4月(高知県人口65万人割れ報道)
- 高知県 若年人口増加検討会資料
- 高知労働局「新規高等学校卒業予定者の求人・求職状況」 (高知労働局)
- 国立社会保障・人口問題研究所「日本の地域別将来推計人口」
- 文部科学省「学校基本調査」



