福岡県の地域別・業種別高卒求人統計【2026年版】

令和7年3月卒 12月末時点データに基づく福岡県高卒採用市場の徹底分析

福岡県の高卒採用市場は、令和7年3月卒の12月末時点で求人数21,180人・求人倍率3.83倍と高水準を維持しています。本記事では、福岡労働局の最新データに基づき、4地域別(福岡・北九州・筑後・筑豊)の求人動向と産業別の求人構成を詳しく分析します。自社の立地エリアや業種における市場ポジションを把握し、採用計画の策定にお役立てください。

3.83倍
高卒求人倍率
12月末時点速報
21,180人
求人数(県全体)
前年同期比ほぼ横ばい
5,530人
求職者数
前年同期比+169人
87.9%
内定率
12月末時点
9,908件
福岡地域求人数
前年比+12.0%

1. 地域別求人数(4エリア)

福岡県は大きく4つのエリアに分けられ、求人の規模・成長率・産業構成がそれぞれ異なります。福岡地域が全体の約47%を占め、前年比+12.0%と最も高い伸び率を示しています。

表1:福岡県 地域別高卒求人数(R7年3月卒/12月末時点)
地域求人数前年比構成比主要産業
福岡地域9,908件+12.0%46.8%IT・商業・物流・サービス
北九州地域5,121件+1.4%24.2%鉄鋼・化学・自動車部品
筑後地域4,525件+5.2%21.4%自動車・ゴム・食料品
筑豊地域1,626件-0.7%7.7%自動車部品・建設・医療福祉
県合計21,180件100%

出典:福岡労働局「新規高等学校卒業予定者の求人・求職状況」(R7年3月卒/12月末時点)

【データ解説】地域別の注目ポイント

福岡地域の+12.0%増が際立ちます。福岡市・春日市・大野城市などの都市部で、IT関連企業や物流拠点の拡充に伴う求人増加が顕著です。一方、筑豊地域は-0.7%とわずかに減少しており、炭鉱閉山後の産業転換が進む中で、自動車部品や医療福祉への移行途上にあります。筑後地域は久留米市を中心にブリヂストン関連のゴム産業や食品製造が底堅い求人を維持しています。

2. 産業別求人数

福岡県の高卒求人は製造業が最大ですが、建設業・卸売小売業も大きな割合を占めており、産業構成が多様なのが特徴です。

表2:福岡県 産業別高卒求人数(R7年3月卒/12月末時点)
産業求人数前年比特徴
製造業4,854件-0.5%自動車・鉄鋼・食料品が中心
建設業4,304件+8.5%都市再開発・インフラ更新で需要増
卸売・小売業4,009件+15.2%福岡都市圏の商業活性化
医療・福祉1,960件-3.2%高齢化に伴う慢性的な人手不足

出典:福岡労働局「新規高等学校卒業予定者の求人・求職状況」

【データ解説】産業別の動向

卸売・小売業の+15.2%が最も大きな伸びを示しています。福岡市天神地区の再開発(天神ビッグバン)に伴う商業施設の拡充や、EC関連の物流需要の拡大が背景にあります。建設業の+8.5%も注目で、福岡空港の拡張工事やマンション建設ラッシュが牽引しています。一方、製造業はほぼ横ばい(-0.5%)で、自動車関連の求人は底堅いものの、半導体不足の影響で一部調整が入っています。

3. 産業別新規求人動向(2025年7月/対前年度比)

解禁直後の7月時点での新規求人動向は、業種ごとの採用意欲を最もリアルタイムに反映します。増加業種と減少業種で二極化が鮮明になっています。

増加業種

製造業+24.9%

自動車部品・食品加工の採用増

金融・保険業+24.1%

地銀・信金の高卒枠拡大

運輸・郵便業+12.0%

物流2024年問題によるドライバー需要

サービス業+8.7%

IT・人材サービスの拡大

減少業種

宿泊・飲食サービス業-40.2%

コロナ後の反動減・人件費高騰

建設業-8.8%

資材高騰による着工件数減少の影響

医療・福祉-0.3%

微減ながら慢性的な人手不足は継続

注意:7月時点の新規求人動向と12月末時点の累計求人数は異なる指標です。建設業は7月時点で-8.8%でしたが、12月末累計では+8.5%に転じており、年度後半に求人が追加された可能性があります。採用計画の策定には両方のデータを参照してください。

4. 4地域の詳細分析

福岡地域(9,908件・+12.0%)

福岡市・春日市・大野城市・筑紫野市・太宰府市・糸島市などを含む福岡都市圏。県全体の約47%の求人が集中しています。

  • IT・情報通信:福岡市のスタートアップ支援策により、IT企業の集積が加速。高卒エンジニア・テクニシャンの需要増。
  • 商業・物流:天神ビッグバンによる商業施設増加、博多港・福岡空港を拠点とする物流需要。
  • サービス業:インバウンド需要の回復に伴うホテル・飲食の求人増加。

北九州地域(5,121件・+1.4%)

北九州市・中間市・遠賀郡などを含む工業都市圏。八幡製鉄所の流れを汲む素材産業が基盤です。

  • 鉄鋼・金属:日本製鉄・TOTOなど大手メーカーの安定的な採用需要。
  • 化学:北九州エコタウンを中心とした環境関連産業の成長。
  • 自動車部品:日産自動車九州(苅田町)の関連サプライチェーン。

筑後地域(4,525件・+5.2%)

久留米市・大牟田市・柳川市・八女市・筑後市などを含む地域。ものづくり産業の集積地です。

  • 自動車:トヨタ自動車九州(宮若市近接)関連のサプライチェーン企業。
  • ゴム・タイヤ:ブリヂストン久留米工場を中心としたゴム産業クラスター。
  • 食料品:筑後平野の農産物を活かした食品加工業。

筑豊地域(1,626件・-0.7%)

飯塚市・田川市・直方市・嘉麻市などを含む地域。旧炭鉱地帯からの産業転換が進行中です。

  • 自動車部品:トヨタ自動車九州・日産の下請け企業が進出。
  • 建設業:インフラ更新に伴う建設需要。
  • 医療・福祉:高齢化率が高く、介護人材の需要が慢性的に高い。

5. 職種別有効求人倍率(参考:2026年1月)

以下は高卒専用ではなく全年齢の有効求人倍率ですが、職種ごとの人手不足度合いを示す参考データとして掲載します。

職種有効求人倍率備考
保安4.25倍警備・防災関連で慢性的な人手不足
建設・採掘4.06倍建設現場の技能者不足が深刻

出典:福岡労働局「一般職業紹介状況」(2026年1月)※全年齢対象

高卒採用への示唆:保安職4.25倍・建設職4.06倍は全年齢の数値ですが、高卒市場ではさらに高い倍率になる傾向があります。これらの職種で高卒人材を確保するには、入社後の資格取得支援やキャリアパスの明示が不可欠です。

6. まとめ

福岡県の高卒求人統計から見えるポイントは以下の3点です。

  • 福岡地域への一極集中:県全体の47%の求人が福岡地域に集中。特にIT・商業・物流で+12.0%増と採用競争が激化。
  • 産業構成の多様性:製造業4,854件を筆頭に、建設業4,304件、卸売小売業4,009件と幅広い業種で高卒需要が旺盛。
  • 業種間の二極化:製造業+24.9%・金融+24.1%が大幅増の一方、宿泊飲食-40.2%と業種間で明暗が分かれている。

自社の立地エリアと業種における採用環境を正確に把握し、地域特性に合った採用戦略を立てることが重要です。

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データ出典:

  • 福岡労働局「新規高等学校卒業予定者の求人・求職状況」 (福岡労働局統計
  • 福岡労働局「一般職業紹介状況」(2026年1月)
  • 厚生労働省「職業安定業務統計」
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