千葉県の高卒求人倍率推移【2017〜2026年】

全国平均・首都圏との比較分析

3.17倍
最新求人倍率(R7卒)
千葉キャリ調べ
4.10倍
全国平均(R7卒)
過去最高・厚労省
-0.93倍
全国平均との差
首都圏は低倍率傾向
3,680人
県内就職者数
全国9位の規模

千葉県の高卒求人倍率は令和7年3月卒で3.17倍を記録しました(千葉キャリ調べ)。全国平均の4.10倍(過去最高・厚生労働省発表)を下回る水準ですが、千葉県固有の事情があります。首都圏に位置する千葉県は東京への就職希望者が多く、県内企業の求人が充足しにくい「東京流出」問題を抱えています。一方、京葉臨海工業地帯を中心とする石油化学・鉄鋼の製造業需要は旺盛で、市原市だけで県内製造品出荷額の36.8%を占めるなど、特定エリアでの人材争奪は激化しています。

1. 求人倍率推移(2017〜2026年)

千葉県 新規高卒求人倍率の推移(各年7月末現在・千葉労働局)

2017(H29)
1.41倍
2018(H30)
1.58倍
2019(H31)
1.75倍
2020(R2)
1.83倍
2021(R3)
1.38倍 コロナ影響
2022(R4)
1.61倍
2023(R5)
2.07倍
2024(R6)
2.49倍
2025(R7)
2.91倍
2026(R8)
3.17倍
年度(3月卒)求人数就職希望者数求人倍率前年差
2017(H29)7,2005,1001.41倍
2018(H30)7,8004,9501.58倍+0.17
2019(H31)8,4004,8001.75倍+0.17
2020(R2)8,6004,7001.83倍+0.08
2021(R3)6,2004,5001.38倍-0.45
2022(R4)7,1004,4001.61倍+0.23
2023(R5)8,8004,2502.07倍+0.46
2024(R6)10,2004,1002.49倍+0.42
2025(R7)11,5003,9502.91倍+0.42
2026(R8)12,3003,8803.17倍+0.26

出典:千葉キャリ「千葉県の高卒求人倍率」、千葉労働局「新規高等学校卒業予定者の求人・求職状況」

2. 全国平均・首都圏との比較

都道府県高卒求人倍率主要産業特徴
千葉県3.17倍石油化学・鉄鋼・物流・農業京葉臨海工業地帯・成田空港
東京都約6〜7倍サービス・IT・小売首都圏最高水準・千葉県から流出先
埼玉県約3.0〜3.5倍製造・物流・食品千葉県と類似の首都圏ベッドタウン型
神奈川県約2.5〜3.0倍自動車・機械・サービス横浜・川崎の産業集積
全国平均4.10倍(過去最高)---厚生労働省発表

注目ポイント:千葉県の3.17倍は全国平均4.10倍を0.93ポイント下回ります。これは千葉県の求人が少ないのではなく、隣接する東京都の求人倍率が極めて高く(約6〜7倍)、高校生の東京志向が強いためです。結果として千葉県内企業は「東京との採用競争」にさらされています。

3. 千葉県の求人倍率を左右する3つの構造的要因

1. 京葉臨海工業地帯の製造業需要

千葉県の製造品出荷額は15兆8,925億円(全国6位)で、石油製品・石炭製品出荷額と化学工業出荷額はともに全国1位です。市原市を中心とする京葉臨海工業地帯にはJFEスチール、日本製鉄、出光興産などの大手が立地し、原油精製能力は日量63.9万バレル(全国シェア18.5%)、エチレン生産能力は年間209.7万トン(全国シェア34.0%)に達します。これらの工場が高卒の生産オペレーターや設備保全要員を継続的に求めています。

2. 東京への就職流出と選考長期化

首都圏特有の現象として、千葉県の高校生の一部が東京都内の企業を志望します。東京の求人倍率は約6〜7倍と極端に高く、サービス業・IT業界の求人が集中しています。その結果、千葉県内の内定率は10月末時点で65.4%(全国平均77.3%)、12月末時点で85.9%(全国平均91.3%)と全国平均を下回ります(文部科学省調べ)。選考が長期化しやすいのは千葉県の採用市場の大きな特徴です。

3. 有効求人倍率0.98倍が示す「一般求人との温度差」

千葉県全体の有効求人倍率は0.98倍(全国平均1.18倍・ヒトクル調べ)と1倍を割っています。正社員の有効求人倍率も0.80倍(千葉キャリ調べ)にとどまり、大人の求職市場は買い手市場です。にもかかわらず高卒市場は3.17倍の売り手市場であり、「高校生の希少性」が際立つ構造となっています。この温度差を理解することが千葉県での高卒採用戦略の出発点です。

4. 2030年予測シミュレーション

千葉県の公立高校就職率は12.4%(前年比0.4%減)で、大学進学率57.3%が示すとおり進学志向が強まっています。少子化と進学率上昇の二重の影響で、就職希望者はさらに減少する見通しです。

年度求人数(予測)希望者数(予測)倍率(予測)備考
2027(R9)約12,800人約3,700人約3.5倍製造業求人維持シナリオ
2028(R10)約13,200人約3,550人約3.7倍成田空港関連需要拡大
2030(R12)約14,000人約3,300人約4.0〜4.5倍全国平均に収斂する可能性

採用戦略への示唆:千葉県は製造品出荷額全国6位・農業産出額全国4位(4,029億円)・成田空港を擁する物流大県と、高卒人材を必要とする産業基盤が厚い一方、東京への人材流出が構造的に続きます。県内企業は「東京にはない魅力」を早期に高校生に伝える仕組み――学校訪問、インターンシップ、職場見学――の整備が急務です。

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データ出典:

  • 千葉キャリ「千葉県の高卒求人倍率」 (千葉キャリ
  • 厚生労働省「令和7年3月新規高等学校卒業者の求人・求職・内定状況」
  • 文部科学省「高等学校卒業者の就職状況調査」
  • 千葉県教育委員会「公立高校卒業者の進路状況」
  • ヒトクル「千葉県の有効求人倍率」
  • 千葉県公式「千葉県の工業」
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