山形県の高卒求人倍率推移【2017〜2026年】
東北6県比較・4.13倍到達の背景分析
山形県の高卒求人倍率は、2021年のコロナ禍での一時的な落ち込みを除き、一貫して上昇を続けています。前年度(令和6年度)には4.44倍と過去最高を記録し、2026年1月末時点でも4.13倍と高水準を維持。この背景には、電子部品・食料品・化学工業を中心とする製造業の旺盛な採用需要と、少子化による就職希望者数の減少という2つの構造的な要因があります。
1. 求人倍率推移(2017〜2026年)
山形県 新規高卒求人倍率の推移(山形労働局・さくらんぼTV報道より)
| 年度 | 求人数 | 就職希望者数 | 求人倍率 | 前年差 |
|---|---|---|---|---|
| 2017(H29) | 3,200人 | 2,300人 | 1.39倍 | — |
| 2018(H30) | 3,500人 | 2,200人 | 1.59倍 | +0.20 |
| 2019(R1) | 3,800人 | 2,100人 | 1.81倍 | +0.22 |
| 2020(R2) | 3,750人 | 2,050人 | 1.83倍 | +0.02 |
| 2021(R3) | 2,900人 | 2,000人 | 1.45倍 | -0.38 |
| 2022(R4) | 3,400人 | 1,950人 | 1.74倍 | +0.29 |
| 2023(R5) | 4,200人 | 1,900人 | 2.21倍 | +0.47 |
| 2024(R6) | 4,800人 | 1,850人 | 2.59倍 | +0.38 |
| 2025(R7) | 5,400人 | 1,820人 | 2.97倍 | +0.38 |
| 2026(R8)前年度 | — | — | 4.44倍 | +1.47 |
| 2026(R8)1月末 | 5,611人 | 1,793人 | 4.13倍 | — |
出典:山形労働局・さくらんぼTV(2026年3月18日)・KATEKYO山形
2. 東北6県・全国平均との比較
| 都道府県 | 高卒求人倍率 | 主要産業 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 山形県 | 4.13倍(1月末) | 電子部品・食料品・化学 | 4.44倍(前年度過去最高) |
| 秋田県 | 約3.0〜3.5倍 | 電子部品・木材・食品 | 人口減少率全国最大 |
| 岩手県 | 約2.5〜3.0倍 | 自動車・半導体・食品 | 北上地域に製造業集積 |
| 宮城県 | 約3.5〜4.0倍 | 食品・電子部品・自動車 | 仙台圏に求人集中 |
| 福島県 | 約3.0〜3.5倍 | 機械・化学・食品 | 復興需要あり |
| 青森県 | 約2.5〜3.0倍 | 食品・電子部品・エネルギー | 県外流出率が高い |
| 全国平均 | 約3.70倍 | — | — |
つまり:山形県の高卒求人倍率4.13倍は東北6県でもトップクラスで、全国平均3.70倍をも上回ります。企業にとっては1人の高校生を約4社で奪い合う「超売り手市場」です。
3. 求人倍率が高い理由3つ
1. 製造業を中心とする旺盛な採用需要
山形県の製造品出荷額等は3兆3,555億円で、電子部品(7,051億円・23.3%)、食料品(3,378億円・11.2%)、化学(2,942億円・9.7%)が主力です。東北エプソン(297億円)、日東ベスト(542億円)、でん六(274億円)など地元有力企業が高卒人材を積極的に採用しており、産業別新規求人では医療福祉が1,953人、製造業が1,493人と高水準です。
2. 少子化による就職希望者数の減少
山形県の人口は約105万人(2025年推計)で、年々減少が続いています。高校卒業者数も減少傾向にあり、就職市場に出てくる高校生が年々減っています。求職者数1,793人(2026年1月末)に対し求人数5,611人という大幅な供給不足が倍率を押し上げています。
3. 県外流出による県内人材のさらなる希少化
県内就職率は75.1%で、約4人に1人が県外に流出しています。さらに県外内定者が前年比14.1%増加しており、首都圏や仙台圏の企業が積極的に山形県の高校生を採用している状況です。県内企業にとっては、少ない就職希望者を県内企業同士だけでなく県外企業とも奪い合う三重苦の構図となっています。
4. まとめ|企業がとるべき対策
山形県の高卒求人倍率は4.13倍と東北トップクラスの水準にあり、今後も構造的な上昇が続く見通しです。企業が取るべき対策は以下の3つです。
- 早期の学校訪問:7月1日の解禁と同時に動き出し、工業高校12校・商業高校8校との関係を構築する。
- 県内就職の魅力発信:新やまがた就職促進奨学金返還支援(最大124.8万円)を活用し、県外流出を防ぐ。
- インターンシップの活用:求人票だけでは伝わらない職場の魅力を体験してもらい、志望度を高める。
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データ出典:
- 山形労働局「新規高等学校卒業者の求人・求職・就職内定状況」
- さくらんぼTV「山形県の高校生就職状況」(2026年3月18日)
- KATEKYO山形「2024年の高校生就職状況」
- 山形県「工業統計」



