結果が出なくても、

やり続けた先に未来がある

株式会社Ceu Azul

代表取締役社長

松下 晋也

Shinya Matsushita

松下 晋也のキャッチフレーズ
Q

改めて、自己紹介をお願いします。

松下晋也と申します。小さい頃からサッカーを行っていて、高校卒業後、ブラジルでプロになりました。その後、帰国後も大した経歴ではないのですが、プロサッカー選手として活動していました。2018年にセカンドキャリアに移行し、その後はサッカーコーチ業やサッカーイベントの企画運営、アスリートのセカンドキャリア・デュアルキャリアのサポートなどを行ってきました。2022年にそれらの事業で法人化し、今に至ります。

Q

今はどういった活動をされていますか?

基本的には同じようなサッカー事業を行っています。今後のところで言うと、中学生年代の部活動の地域移行や、家庭環境によってサッカーで上を目指せないような子たちをサポートできるような状況を作っていけたらと考えています。

Q

なかなか起業するというのは大変なことだと思うのですが、どうして踏み切ったのですか?

元々選手時代も個人事業主でしたし、一般サラリーマンとして、一般社会人としての経験が元々ないような状況でした。引退した時も個人事業主で行っていたので、特に起業に対する怖さというのは、良くも悪くも感じたことはないです。

Q

サッカーに出会ったきっかけは何だったのですか?

もう気づいたらやっていました。僕らの時代は全然クラブチームなどがまだ多くある時代ではなかったので、1年生から6年生までは少年団で、日曜日にお父さんコーチに教えてもらうような環境でした。特にすごいチームに入ってやっていたという時代でもなかったので、きっかけというものは特になく、本当に気づいたらやっていたという感じです。

Q

いつ頃から本格的にサッカーでやっていこうと思ったのですか?

もう小学校1年生の時には、プロサッカー選手になりたいと思っていました。

Q

周りも同じような感じでしたか?

まだサッカーが今ほど盛んな時代ではなかったので、おばあちゃんに「サッカー選手になりたい」と言ったら「サッカーって何?」みたいな反応の時代でした。全然周りにサッカー選手になりたいという子も特にいませんでしたし、本当に公園でサッカーをして遊んでいたような感じでした。周りから何か影響を受けたということも特にはないです。

Q

今はなぜ中学生というところにターゲットを置いて活動されているのですか?

一つは、やはり今スポーツ界の中で、その年代の部活動の地域移行というところが叫ばれているということ。もう一つは、小学生年代だとクラブチームがメインですが少年団というくくりがあり、高校になると逆にクラブチーム自体が少なく高校サッカーがあるので部活でやる環境があります。中学生年代は元々クラブチームがあって、そこでやれないいろんな事情がある子たちは部活でやっていたという状況でした。それがクラブチームが部活に介入してくるとなった時に、今度ここでやれない子たちはどうなるのかという部分があって、中学生年代をと考えるようになりました。

Q

高校生ではなく、中学生にこだわる理由は何ですか?

現状、そこが一番私の経験上、小さい年代からトップに行くまでの過程の中で、先ほどもお伝えしたように部活動のところにクラブチームや企業が入っていく中で、月謝が払えないという子たちがいるという状況です。一番私が入っていきやすいところなのかなと思いました。高校生年代の活動としては部活、サッカーで言うと高校サッカーがあるので、部活でやる比率は圧倒的に高校生は部活の方が多く、今現状やれる機会があります。高校卒業して大学か就職かとなった時に、本当は大学に行ってサッカーを続けたいけど、家庭環境によって働かなきゃいけないという事情で働く方々も多分いらっしゃると思うので、高校生年代で行ったら、そういうところへのサポートというところでは、もちろん私的にはものすごく興味があります。

Q

高校生へのサポートについては興味はありますか?

本部分で言うと、一生懸命やってこういう道に進みたいというサポートができたらなと思います。

Q

アマチュアのサッカー選手に対して、衣食住がサポートされている学生マンションのような施設についてはどう思われますか?

サッカーの場合、アマチュアからJリーグを目指すクラブが日本全国にたくさんあり、スポンサーをつけて上を目指して活動しています。そういうチームには、プロ契約している選手もいれば、完全にアマチュアで仕事をしながら、午前中サッカー・午後仕事という形で活動している選手もいます。生活費は仕事の報酬で回していく選手もいれば、サッカーと仕事の報酬を合わせて1人前にする形もあります。そういった住宅サポートとスポンサー支援を組み合わせたビジネスにしていくのも面白いなと思います。1人で抱え込まないで、誰かに相談してみてください。必ず力になれる人がいるはずです。

松下 晋也

プロフィール

株式会社Ceu Azul

代表取締役社長
松下 晋也

高校卒業後、ブラジルでプロサッカー選手としてキャリアをスタート。2018年にセカンドキャリアへ移行し、サッカーコーチ業やアスリートのキャリアサポートを手がけ、2022年に法人化。現在は中学生年代の部活動地域移行や、家庭環境によってサッカーで上を目指せない子どもたちのサポートに注力。「家庭環境や金銭的理由で夢を諦めなくていい社会を作る」ことを信念に、次世代のアスリートが自分らしい道を選べる環境づくりに挑戦し続けている。